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04

―――――


ゲームの参加者へ


―――――



 俺はウィンドウに表示されている"ゲームの参加者へ"の部分を押す。



―――――


   ~ゲームの参加者へ~

 少年少女諸君、君たちはゲームの参加資格と、それに伴う特殊能力を手に入れた。

 もちろん、参加する、しない、は諸君らの自由だ。だが、先ほど言った特殊能力は何もしていない現在でも十分協力だ。しかし、参加すればより強力な能力になる、また新しい能力が手に入る。

 ゲームに参加せずともガチャを使えば強力な能力やアイテムを手に入れることが出来る。参加すると入手にかかる時間が大幅に短縮されるという事だ。

 さて、この時点で自分の特殊能力がなにかわからないものも多いだろう。差し当たって、このメッセージを読んでいるものたちには1000pt贈与する。これで自分の能力を確認するといい。ただ、これだけは忠告しておこう。"破壊"の能力には気を付けろ。試すなら安全を十分に確保したうえでやることだ。

 なお、ポイントは世界標準時が午前0時を過ぎた時、100pt支給される。


 では、私の提供するゲームの説明をしよう。

 私の運営により行われるゲームは2種類


 1つ目は自分の能力やポイントをかけて他の参加者と戦うというものだ。賭け金はそれぞれ自由に設定できる。0ptにするもよし、全てのポイントを賭けるもよし、だ。もちろん掛ける物はポイントに限らない。アイテムから人権までありとあらゆるものを賭けることが出来る。ただし、自分のものでない賭けることが出来ない。

 ゲームに勝てば賭けられたものを手に入れ、負ければ失う。全ての能力、ポイントを両方とも失った場合は、ゲームの参加資格を失ったものとみなす。その際、不要な干渉を避けるため、一部の記憶を改竄(かいざん)、消去させてもらう。記憶の改竄や消去はきわめて安全である。そのため、後遺症などが残ることは一切ない。

 こちらのゲームの始め方だが、半径30m以内にオリジナルの白箱を持っているものがいる場合、メニュー画面を開きながらゲームスタートと言う事で始められる。

 ただ、白箱の配布を急いだため、まだゲームに関しては実装されていない。

 1ヶ月以内に実装予定だ。それまでは自分の強化に使うと良い。


 2つ目は特殊なフィールドでモンスターを倒すことだ。

 1週間もすればメニューの中に"Bect"の文字が表示されるだろう。

 そこに行きモンスターを倒せば、モンスターの強さに応じてポイントを手に入れることが出来る。

 こちらは実際の体ではなく、アバターを制作し、それを使ってもらうことになる。

 細かい説明はこれが本格的に出来るようになってから話すことにしよう。


 最後に、このゲームで諸君らが死ぬことはない。

 安心して参加してくれたまえ。


―――――



 開いているメールを閉じる。

 どうやらこの能力とやらは、自分のポイント?を使うらしい。

 ポイントは毎日、世界標準時の午前0時つまり日本標準時の午前9時に100pt支給される、というわけだ。

 というか、この眼鏡の名前って"白箱"でよかったのか。

 俺はそんなことを考えながら、前の画面に戻った。



―――――


メール

パラメータ

解析

Box(New)


―――――



  あ、違和感がなくなった。


 "箱"が"Box"に、"新"が"New"になったことで、違和感なくみられるようになっていた。

 少し感心しつつ、パラメータを表示させた。

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