異変は突然に(2)
いつものように二人で学校に向かっていると
「今日も仲良すぎだな」という声が聞こえてきた。
俺は振り返ると同時に、
「朝からうるさいな、めんどくさい奴だ。」
「朝からそんなこと言うなよ。」
「武史がからかってくるからだろ。」
こいつは斎藤武史、俺が学校の中で数少ない友達と呼べる存在である。
武史に茶化されて愛が顔を赤くしてるし朝から大変な一日になりそうだと思っていると愛が、
「まぁお兄ちゃんとなら・・・」
とか超えてはいけない一線を越えそうになっているのは聞かないふりをしておいた。
そうこうしている間に学校に到着、愛と別れて教室に行く。今日もいつもと変わらない一日がスタートした。
学校はいつものように寝て過ごしているとすぐに終わり気づいたら放課後。愛が放課後は一緒に帰ろうと
言っていたので校門に向かう。愛はまだ来ていないようなので少し待っていると学校の玄関から
愛が小走りで駆け寄ってきた。
「ごめんねお兄ちゃん待たせちゃって。」
「全然待ってないから大丈夫だよ。」と言って二人が歩き始める。すると愛が、
「朝も言ったけど買い物に行きたいから商店街に寄るね?」
といい俺ももちろんその気だったので家に帰る前に買い物に向かった。
商店街では俺は何を買うかなどまったくわからないので、買い物は愛に任せて俺は外で待っていた。
少しすると愛は帰ってきて俺は荷物を受け取り二人で家に向かった。その間愛はいろんな店の人に話抱えられていて愛はあいかわらずコミュ力高いなと感心していた。そんなことを考えながら歩いていると家に着いた。
家に着くと愛が、
「お兄ちゃんもっと愛想良くしたりしないの?そしたらお兄ちゃんならもっと友達とか増えるのに。」
「そんなことないよ。俺は愛が一緒にいてくれれば他の人間は別にいいかな。」
そう言うと愛は赤くなりながら、
「またそういうこと言ってごまかす。」と言って俯いた。
そんな平和な会話をしていた。いつもの日常であるそんな日常に終わりを告げるかのように
突如町に轟音が鳴り響いた。




