異変は突然に(1)
まぶしい・・・
家の窓から日差しが強く降り注ぐ。
だが外の温度はこんな強い朝日があるというのに-10℃と驚愕の寒さ。ここは北海道の地方の町。
札幌のような都心が近くにないため、都会の喧騒からはかけ離れた田舎の町である。
そんな田舎町に住んでいる俺は工藤聡。こんな寒い朝はもっと寝てようと決心して再び夢に入るために目をつぶる。
「お兄ちゃん起きて!」
そう呼ぶのは俺の妹である工藤愛。
いつも俺のご飯やそのほかの家事をこなしてくれている出来る妹である。
そんなことを考えているとガチャっという音とともに愛が入ってきた。
「お兄ちゃん早く起きてよ。ご飯が冷めちゃうよ。」
「ごめんごめん。今起きるからちょっと待ってて。」
そういって愛を部屋から追い出し着替えて下に降りる。
するとリビングには愛が用意してくれた朝ご飯が並んでいる。食卓に着くと愛も座り一緒に朝ご飯を食べる。
これが俺たちの家のいつもの光景である。何故俺達だけで親がいないかというと二人とも海外出張中
で家にそもそも帰ってくることがない。なのでいつも二人で食事をとっている。
愛が俺より早く起きてご飯を作ってくれることに今日も感謝しながらご飯を食べていると、
「お兄ちゃん今日放課後って用事ある?」
と愛が聞いてきた。
「いや、特にないよ。どうした。」
「今日生徒会の仕事がないからお兄ちゃんと一緒に帰るついでに買い物もしたいんだけどいいかな」
「いいよ。じゃあ帰りに校門で待ってる。」
と俺が返すと、
「じゃあ楽しみにしてるね。」
と嬉しそうにごしながら飯を食べ進めた。
そして二人ともご飯を食べ終わり学校の準備をして家を出た。




