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異常の中の日常(4)
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正直お兄ちゃんと別々の行動をするのは不安でしょうがなかった。
だけど私には力仕事はできないしお兄ちゃんのように頭を使って行動することも苦手だから大人しく待ってるしかなかった。
「聡さんのこと心配ですか?」
坂井さんが私を心配して話しかけてくれた。
「はい、こういう状況になっちゃって離れるのはやっぱり心配です。」
「そうですよね。お二人はとても仲が良さそうに見えたのでなおさらだと思います。」
「坂井さんはご兄弟とかいらっしゃらないんですか?」
「私は一人っ子なんです。なのでお二人のような兄弟を見ると羨ましく思いますね。大丈夫ですよ。聡さんならきっと無事に帰ってくると思います。」
「ありがとうございます。」
私はお兄ちゃんとの仲を褒められて素直に嬉しかった。
そうして二人で話していると洞窟に着いた。
大きさは五人がギリギリ寝れるスペースが確保されているくらいで、壁は基本岩が基本になっていて、外から見ると岩壁にぽっかり穴が空いている風になっていた。
「これはいいですね。中はしっかりしているみたいだし、なにより土の上で寝なくてもいいというのがいいですね。寝床にはもってこいです。」
「とりあえず言われた通り落ち葉とか燃えやすいものを集めておきましょう。」
私は坂井さんにそう言って二手に分かれて落ち葉集めに行った。




