色式。
分かりにくくなってしまい、
申し訳ないです。
これは、書き直し必須だなぁ…
〜朱の者〜
朱色の拠点である、少数民族の村は、今『黒焔』によって無き物になろうとしていた。
聞こえるのは、悲鳴という悲鳴。
本能的な恐怖から生まれし断末魔。
燃え盛る黒焔に怯える木の崩れ落ちる音。
そんな音を片耳に入れながら、朱色の一兵士であるアカギは走っている。
彼は、伝達兵という役割を受け、本拠点であるエルフ城に戻らなければならない。
黒焔に包まれる森は僕に助けをすがる。
それをくぐり抜け、罪悪感と疲労と戦いながら走る。
一秒でも早く。
国王様に伝えなければ。
始まってしまった。
戒めと禁断の…
五色戦争が…!!!
〜瑠璃の者〜
平凡な水の都。
街には市場が広がり賑わいを見せる。
誰もが笑顔のこの街に欠点はない。
強いて言えば…
その刹那。
ドォォォォォォオォォオン
爆音が鳴り響く。
何が起こったか理解できず、そこにあったスケッチブックとペンを持って立ち上がる。
西の方向から黒い焔が上がっている。
何かが始まった予感がして思わず、その爆音の方向に走り出した。
着いた頃には沢山の人だかり、
その中には野次馬もいれば、レスキュー隊のような人達もいた。
ただ、自分にも出来ることは無いかと走り回った。
走り回ることしかできなかった。
そして、建物が五軒ほど燃えたという被害を出しながらも、黒い焔は魔道士達の魔法によって消化された。
流石、水の都。
改めてこの街の素晴らしさを実感すると共に自分の無力さに腹が立った。
だが、その黒い焔がなんなのか我々一般市民に知らされることはなかった。
〜翡翠の者〜
もともと緑の種族の人々は人前に出るのを好まず滝壺の奥に隠れ家を作り住んでいた。
そして、それぞれの長の魔法によって他人から見るだけでは分からないようにしてある。
そのはずだったのに…
滝は黒い焔に焼き尽くされた。
水さえも燃えた。
そして、集団パニックが起こり沢山の死者を出した。
誰もが絶望した。
だから、僕は決心した。
復讐すると…
〜黄金の者〜
ここは、砂漠の国。
一年中暑い。
だが、技術は優れており、五色の中でも最高だ。
例えば、ミサイ
『あ、間違えた。
ちょうど飽きて来たところだし消しちゃおうかな。
えっと…どうやってやるんだっけ?
あ、間違えて白色のペンにしちゃった。
まぁ、いっか。』
その頃。
世界では五色戦争の真っ只中。
次々と人が死ぬ。
だが、その時。
眩い光を持った者が現れた。
それは、無色という色を持った者達だった。
全ての物に五色の色がついているこの世界に無色という色は存在しないはずだった。
だが、彼等は存在した。
そして、言った。
「お前達は『さてと、次は何を描こうかなぁ…』
全てが無色になった世界。
まだ、それは神様の端末の中に…