引越しのお手伝い 1月18日。
整理整頓のため、「何でも屋の<俺>の四季」からこちらに移します。元のタイトルは「ある日の<俺> 1月18日。 引越しのお手伝い」です。全く同じ話なので、既読の方はスルーしてください。
今日はこの後に「引越しのお手伝い その後 1月19日。」を投稿します。そちらで完結です。
今日は午前中、引越しの手伝いに行った。・・・ほんの一週間前、越して来るのを手伝ったところなのになぁ。
越して来た時は、元気いっぱい夢いっぱい若いっていいねぇ、だった新婚ほやほやの夫婦の顔が、今日は二人とも青白く引き攣ってる。言葉も少ない。別に離婚とかするわけではないみたいだし、一体どうしたんだろ?
わけを聞いてみたけど、顔色がさらに悪くなるだけで、二人とも何も答えてはくれなかった。
特に頼まれて、二階からまだ梱包をほどいてもいなかった荷物を降ろしてきた時、「あの・・・上で、何も感じませんでしたか?」と旦那さんの方に訊ねられた。
何のことだか分からなくて、「二階がどうかしたんですか?」とと聞いてみたんだけど・・・、「いや、何でもないです・・・」と目を逸らされて終わりだった。
ほんと、一体何があったんだろ? 慌しく引越し荷物を積み込んだ小型トラック(奥さんの友達に借りたらしい)を見送りながら、俺は首を捻っていた。




