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狛犬? 狛酉? 10月22日

整理整頓のため、「何でも屋の<俺>の四季」からこちらに移します。元のタイトルは「ある日の<俺> 10月22日。 狛犬?狛酉?」です。全く同じ話なので、既読の方はスルーしてください。あ、最後、二行だけ足しました。

「うーん・・・」


俺は思わず唸った。


「ここは鶏か・・・」


何がニワトリかって、狛犬。


ん? 狛犬ってのも変か。狛酉? 目の前の小さな神社の鳥居を守ってる阿吽の一対。それが「ニワトリ」。


珍しいなぁ。初めて見た。などと、感心? 感動? してる俺が何故こんなとこにいるのかといえば、・・・古道具屋・慈恩堂店主、真久部さんからお使いを頼まれたからだ。店の商品の配達。


・・・

・・・


いや、俺だって! もうあそこのこういう仕事は断ろうと思ってるんだけど! 毎回何か変なことが起こるし! だけど、だけどさぁ・・・


真久部さん、うちの何でも屋メニュー・「お使い」基本料金に、さらに礼金を上積みしてくれるんだよ。それが結構な額で・・・つい、引き受けてしまっ・・・何て意思が弱いんだ、俺ってやつは! 嗚呼! 


でも、それもこれも娘のののかのため。今からお金を溜めて、成人式には振袖・・・は元義父母が買ってくれそうだから、何か記念になりそうなものを買ってやるんだ。一緒にデパート行ったりして。ふふ、ふふふふふ。


ののか、パパ、頑張るよ!

たとえ、どんなに奇妙な体験をしようとも。


脇に抱えた風呂敷包みの箱の中で、何かがコトッと動いた気がした。


ひぃっ! ・・・気のせいだ、気のせいに違いないんだ! そう思わないと気が気が・・・!


あ、気がゲシュタルト崩壊起こした。

気がゲシュタルト崩壊起こした、そんなふうに脳内ボケツッコミで何ごとかを遠回りにセルフ解決してしまう<俺>だからこそ、魔窟・慈恩堂の店番が出来るのです。



自分用メモ。

前「ある日の<俺> 10月20日。 2:50はえがたいむ」

後「ある日の<俺> 10月24日。 元は渋柿合わせ柿。」

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もこっちの<俺>も、元はみんな同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『俺は名無しの何でも屋! ~日常のちょっとしたご不便、お困りごとを地味に解決します~(旧題:何でも屋の<俺>の四季)』慈恩堂以外の<俺>の日常。
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