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稲刈りとお遊戯 10月17日

整理整頓のため、「何でも屋の<俺>の四季」からこちらに移します。元のタイトルは「ある日の<俺> 10月17日。 稲刈りとお遊戯」です。全く同じ話なので、既読の方はスルーしてください。


「双子のきょうだい 後日談」と、微量ながら関連。

今日は稲刈りの手伝い。


というか、大人たちが稲刈りしてる間の子守り。町内会の募った「農業体験ツアー(?)」に、俺の顧客の親御さんたちが子供を連れて参加してるんだ。けど、慣れない場所に慣れない作業。子供に目が届かないといけないということで、俺にも声が掛かった。


小学生も高学年ともなれば、親と一緒になって鎌で稲を刈ることも出来るけど、小さい子にはまだまだ危ない。大人に手を添えてもらってちょっとだけ刈らせてもらったら、すぐに飽きて、後はその辺を走り回る。


無邪気な様子が微笑ましいけど、子供ってのは、目を離した隙に何をするやらどこへ行くやら分からないからな。


先に刈り取りの終わった田圃の中を、全員に手を繋がせて一緒に走ったりしてみる。そんなんでも、きゃあきゃあと楽しそうだ。晴れた空、そよぐ風、港出船じゃなくて陸の上だけど、気持ちいい。


まだ刈り取りの終わってない田圃の、黄金の稲穂が風にそよぐさまが、きれいだ。


走ってばかりじゃ芸がないので、今度は全員で丸く輪になる。手をつなごう、と歌を歌いながら、<大きなお鍋>だの<小さなお鍋>だの作る。普段と全く違う場所のせいか、そんなお遊戯みたいなのでも子供たち大喜び。俺も本気の笑顔。


・・・子供たちの輪の中に、いつの間にやら、双子の男の子たちが混じってる。ここまで来る貸切バスの中には居なかった子たちだ。ものすごく見覚えがあるように思えるけど、気のせい、ということにしたい。


何の因果か偶然か、この辺りの田圃、百日紅家の持ち物らしいんだよな。少し離れた鎮守の森(?)の向こうに、百日紅家のあの大きな家屋敷が見えている。


遊びに来たのか? 狛犬兄弟。

・・・頼むから、いたずら、するなよ?

自分用メモ。

前「ある日の<俺> 10月11日。 テーブルに熱いキス」

後「ある日の<俺> 10月20日。 2:50はえがたいむ」

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□■□ 逃げる太陽シリーズ □■□
あっちの<俺>もこっちの<俺>も、元はみんな同じ<俺>。
『一年で一番長い日』本編。完結済み。関連続編有り。
『俺は名無しの何でも屋! ~日常のちょっとしたご不便、お困りごとを地味に解決します~(旧題:何でも屋の<俺>の四季)』慈恩堂以外の<俺>の日常。
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