1-章 – 未知の世界
これが私の最初の投稿です。
気に入っていただけると嬉しいです。
前もって感謝します。
第1話 — 知らない世界
「やっと休める……」
ショコは目を閉じた。
突然、白い霧が辺り一面を覆った。
寒い。
静かだ。
しばらくして、翔子は目を開けた。
鬱蒼とした木々。
果てのない闇。
湿った土の匂い。
ショコは周囲を見回した。
その表情には、ほとんど変化がなかった。
「あ……本当に?」
返事はない。
翔子に聞こえた唯一の音は、木の葉がざわめく音だけだった。
ショコは木の幹に手を触れた。
冷たい。
これは夢ではなかった。
翔子はため息をついた。
「ここ……誰か生きてるのかな……」
数秒の静寂が続いた。
そのとき、遠くから子どもたちの笑い声が聞こえてきた。
ショコは耳を澄ました。
もう一度。
今度は、彼はその声をはっきりと聞き取ることができた。
翔子の唇に小さな笑みが浮かんだ。
「お……」
「人の声だ」
ショコは声のする方へ歩き始めた。
しばらく進むと、木々が少しずつまばらになっていった。
やがて、木々の隙間から暖かな黄色い光が見え始めた。
森の真ん中で
木造の家々。
石畳の道。
風に鐘が鳴っている。
人々は古代の衣服を身に着けて歩き回っていた。
ショコが村に入ると、一人の少女が彼女をじっと見つめた。
数秒後、少女は母親の袖を引っ張った。
「お母さん」
「あそこに九尾のお姉ちゃんがいるよ」
周囲の人々も一人ずつ、その衝撃的な光景に視線を向け始めた。
翔子は何が起こっているのか理解できず、彼らをじっと見つめていた。
「なに……?」
ショコはゆっくりと振り返った。
……
長い黒い尻尾が、風に揺れていた。
ショコは固まった。
「 それはいつ出現したのですか……?」
周囲では、すでに人々がひそひそと話していた。
「九本の尻尾……」
「黒い耳……」
「王族の血筋なのか……?」
「いいえ、彼の服が違うんです…」
翔子は彼らの言葉が全く理解できなかった。
しかし、一つだけ理解できたことがあった。
彼はこの世界では異質な存在だった。
翔子は頭を掻いた。
「とても疲れています。」
第1章をお読みいただき、ありがとうございました。
ご感想やコメントをお寄せいただければ幸いです。
それでは、次の章でお会いしましょう!




