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卑弥呼の異変 中編

「しかし、どうしちまったんだ卑弥呼のヤローは一体よ」


「あれからツっこみはないですし、無駄話もしませんよね」


「それなら心当たりがありますよ」


「ほーん。なんなんだ? って当たり前のようにいるなアマテラス。ビックリしすぎて心臓が飛び出るかと思ったわ」


「太陽たる妾を前に心臓が飛び出るとはいささか物足りない表現ですね。深海魚の皆さんをご覧になられたことありますか? 正確には心臓ではありませんけど、お天道様のもとに上がってくる頃には心臓が飛び出る以上に見事な死に様ではないですか。しかし考えてみると、彼らも悲惨な運命ですよね。深海の底でおとなしく暮らしていたかと思えば急に釣り上げられて、そのうえ急激な水圧の変化に対応できずに内蔵も眼球も何もかも飛び立たせて死んでしまうんですから。今日も世界のあちこちで彼等は臓物をぶちまけているのでしょうね……。魚類相手に鬼畜の所業としか言いようがありません」


「確かにその話を聞くと、俺の心臓の一つや二つ飛び立たせても致し方ないのでは、という良心に基づいて母なる海に捧げることもやぶさかではないのだが、生憎自分の身が可愛いんでな。すり身にしてかまぼこにして食って弔ってやるよ」


「あれだけ酷い罰ゲームをけしかけておきながら、さらに拷問を加えるというのですか! 江ノ島盾子もビックリの所業ですね。私は絶望しました」


「僕、あれからバターが食べれなくなりました……」


「話が逸れてしまいましたね。卑弥呼さんのことですが、今彼女はある悩みを抱えいます」


「おう。それはなんなんだ」


「それはですね……あっ、お父様からの呼びだしがかかっちゃったわ。残念だけど帰るわね。バイバーイダーリーン。浮気はダメよ!」


「アマテラスのやつ深海魚の現状を憂いただけだったな」


「帰宅するアマテラス様と掛けまして、釣り上げられた青魚と問います」


「その心は?」


「どちらも足が早いでしょう」


「お後がヒュイゴー!」



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