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卑弥呼の異変 前編

「なあ卑弥呼様よー」


「なんですか藪から没に」


「いきなり没らないでくれ。棒だ棒。藪からスティックのほうだ。ドゥーユーアンダスタン? 」


「すみません。噛みました。なんですか?

 藪から棒に」


「ふと思ったんだがよ。俺ってこの先どうなるんだ? 転生するでもなく死ぬこともなく……いや死んでるんだけどよ。なんかこうフワフワしてるんだよな。魂だけに。職歴が無いだけに」


「どうしたんですか? 有象無象の啓発本でも読まれましたか。自分を見つめ直すこと自体は、それはそれは良いことですが少々遅かったですね。遅きに失しましたね。命を失う前に気付くべきだったと進言します」


「おう……やけに手厳しいじゃねえか。少しはツっこんでくれてもいいんだぞ?」


「はっ、まったくもって藪から没にしたいテーマですからね。あなたが生きていたところで現実はどうにも変わりませんでしたよ。両親は年老いても尚貴方は寄生パラサイトする。それが現実です。事実は小説より奇なりと言いますが、奇も何もてらっていませんね。純然たる純度百パーセントの事実です。そんなしょうもないあなたは、ここで私のサポートをしてるのがちょうど良いんです。過不足なくちょうど良いのです。何か文句でもありますか?」


「……ルネ……卑弥呼って今日あれの日――卑弥呼パンチ!


「ひでぶっ! 何しやがるんだ!」


「貴女こそセクハラが酷すぎますよ。いくら有能な私とはいえ、部下の下ネタの世話までは面倒見切れませんからね。下世話な話はノーセンキューです」


「なあ、本当に卑弥呼様どうしちまったんだ?」


「僕もわからないです……。今朝からずっとあんな調子なんですよ。僕にも『僕っ子はそろそろ潮時ですよ』って言ってきたんです……。僕から僕っ子を取ったら何も残らないのに……」


「普通の女の子に戻るだけだと思うが」


「なにをこそこそ話してるんですか。今日の仕事が溜まっていますよ。ああ……そうでした。伝え忘れてましたが、溜まってるからって隠れてこそこそ致さないで下さいね。溜まったティッシュを捨てるのもいい加減気持ち悪いですから。清い体のまま処女懐胎しそうです。言いましたよね。下の世話はしませんから」


「ぐはあ!」


「ど、童貞さん!」


「ど、童貞ちゃうわい(心の声)」




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