表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王と魔法と新しい風  作者: 高山小石


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/17

11.新しい風

 熱気を感じ、ペッサムは今までにないくらい緊張していた。

 豪華な服がやけに重く感じる。

 ふと、懐かしい風を感じたような気がした。

「あぁ。本当に『新しい風』ってあったんだ。『新しい風』がふいたんだ」

 ペッサムのつぶやきを、エクメアファッシアータ姫は聞きとめた。

「『新しい風』……古代語の『ゼイラス』は『二つ以上の』って意味でしょう。『一つじゃない』から『短い間ではない』『一人じゃない』となるの。つまり『新しい風』とは、『一人ではなく二人以上の人が時間をかけて状況を変えること』なのよ。『前後に困難がある』という意味もあるから、一般的には『困難を好転させる風』として使われているのだけどね」

 ペッサムは緊張した顔を少しやわらげた。

「じゃあ、『新しい風』はふくものじゃなくて、起こすものだったんだ」

「そうよ。あなたも起こしたでしょう」

 姫は美しい顔をさらに輝かして微笑んだ。憂いのない今までの中でも最高の笑顔だった。

「では、シア……」

 ペッサムの腕に姫は腕をからめる。

 しきい布の外からはすごい歓声が聞こえてきていた。

「新しいアフェランドラ王、ばんざーい!」

「御結婚、ばんざーい!」

「王様、ばんざーい!」

「エクメアファッシアータ妃、ばんざーい!」

 二人はしきい布をくぐり、光の中、大歓声を受けた。





ありがとうございました。


姫と結婚するペッサムに王様教育を詰めこむことになったので、結婚式をあげるまでしばらく月日が経っています。おかげでカルノーサ王は無事にシャラの木を結婚式に贈ることができます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ