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僕は意気地なし

続きです。

「良、あのさ・・・」


次の日。

夜の間中考えていても何も納得のいく考えが浮かばなかった。

だから、本人に聞こうと思ったのだが本人を前にするとなかなか言えない。


「どうした? 目が赤いけど泣いたのか?」


良が僕の目の舌に手を当てて擦る。

その目が本気で心配しているように見えて、きっと良は知らないんだと思った。


「別に、少し夜更かしをしただけさ」


作り笑いを浮かべて手を払うが、良は少し怒ったようにして言う。


「何? オレに言えない事? 隠し事とかオレ好きじゃないの知ってるよな?」


僕が間違っていた。

良に嘘をついてばれなかったためしがない。

ばれなかったのは故意に良が気づかないフリをしてくれていたときだけだ。


「えっと、その・・・昨日少し気になる話を聞いて・・・眠れなくて」


「どんな?」


やけに突っ込んで聞いてくる。

いつもはこれくらい言えば聞かれたくないのかと理解して引いてくれるのに・・・


「その・・・えっと・・・」


「何? 言えない事?」


僕がいつまでも口ごもっていると、良はもういいと言って食堂の方に行ってしまった。


「これじゃ、ダメだろ・・・」


僕は心底意気地なしな自分を嗤った。

まだまだ続きます。

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