見てしまった勉強時間
帰ってきました恋なんて知らない。
前から読んでくださっている人も、この作品から読んでくださる人も、温かい目で見守ってあげてください!
嫌いなんて口が裂けても言えなくて
だけど、好きとも恥ずかしくて言えない。
あいつははずかしげもなく僕に気持ちを伝えてくるけれど
僕には到底できない芸当で
「香月さま? いかがなさいました? お手が止まっておりますが」
「っ!! なんでもない!」
僕と永遠を誓い合ったはずの良は今でも僕の付き人を続けている。
なんでも人にとられるのがいやだからだそうだ。
そばにいてくれるのは嬉しいし、安心感も持てるからいいのだけれど
いささか近すぎるような気がして、少しだけ心配だ。
「香月? 本当にどうした? 具合でも悪いのか?」
先ほどとは違うくだけた言い方で良が言う。
「本当に何でもないんだ! いいから少しほっとけ!」
「はいはい。全く・・・」
良はため息をついて自分の机に向った。
やっている内容は同じなはずなのに、進み方がまったく違う。
僕が一問解くうちに良は三問ほど先に進んでいる。
「良・・・これ」
あまりしたくはないがわからないところを教えてもらおうと良の方を向く。
「っ!!!」
良は腕を上に上げて伸びをしていた。
それ自体には問題はない、が・・・
・・・体の線が見えている。
風呂上がりなせいかきっとサラシをまいていないんだろう。
丸見えだ。
「りょっ、良! なんてカッコしているんだ!!」
「へ? どこか変か?」
「いや、そういう訳じゃなくて・・・」
僕が声をかけてしまったせいかそのままの状態で止まっている良。
「いいから腕を下ろせ!! お前女の自覚あるのか?!」
やっと意味が通じたのか大人しく腕を下ろす。
少しくらいは恥じらうかなと思いきや
「なあんだ? 香月。もしかして照れてる?」
恥じらうどころかからかってくる。
「良! 恥を知れ! わかった。もうわかった。僕はもうお前を女だとは認めない! お前は男で僕の従者だ! 下僕だ! 付き人だ! そしてもう勉強に身が入りそうにないから寝る!!」
僕は急に恥ずかしくなってそう叫ぶと自分の部屋めがけて走りだした。
部屋についたとたん後悔する。
あんなことを言ってしまってきっとおこっている事だろう。
明日の朝が不安で、僕は一睡もできなかった。
誤字、脱字等はちょこっとだけ目をつぶってくださるとありがたいです!




