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蒼と葵  作者: よしくん
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第二十九話

大変更新が遅くなって申し訳ありません。

年末年始の仕事が激しすぎて書く余裕がありませんでした。


教室を出て向かったのは、体育館裏ではなく、音楽室だった。

これは、音楽室なら防音がしっかりしてるから音が漏れる心配が無いその中で俺は待ち構えていた連中に・・・って、花咲さんがそんな事するわけないか。委員長だし根は優しいからね。それにこれは誰にも言ってないがちょっといいなぁって俺は思っている。だけど・・・この体で今更好きだぁなんて言ったら百合の世界になってしまう・・・男の身体の時に告白しておけばよかったなぁ・・・悲しい。


そんな妄想をしながら花咲さんの後を付いて音楽室に入った。


そこにはクラスの女子が揃っていた。

中に入るとドアの前にいた人がつかさず鍵を閉めカーテンを閉めた。よく見ると音楽室全てのカーテンが閉まって外から中の様子がわからない様になっていた。まさか・・・本当に俺を音楽室の中で・・・

妄想が現実になりかけてびびっていた俺に花咲さんが話しかけてきた。


「ごめんね。急に連れてきたりして、どうしても双葉さんに確認しておきたい事があったの。」


外から誰も入って来ないようにしてカーテンを閉めているって事は・・・悪い方では無いようだった。それはみんなのちょっと不安そうな顔をして立っていたからだった。だから質問の意図は何と無く分かったけど、違って欲しいとと思いつつ聞き返してしまった。


「確認って?」


「双葉さんが本当に女になったのかよ。」


やっぱりそうか・・・本当に女になったのか確認したいと・・・。


「先生が説明した通りだよ。身体は完全に女性になってる。医師数人に身体中調べられて女性だとお墨付きをもらっているけど、それじゃ納得できない?」


「医師が調べたのなら間違いないと思う・・・、こんなこと言うのは変かもしれないけど、クラスの女子みんなで話して双葉さんを受け入れるためにも身体を確認させて欲しい」


「確認って・・・ここで裸になれっこと?それはいくらなんでも無理だよ。みんなだってクラスの女子全員の前で裸になれって言われてなれる?」


女子達はザワザワし始めた。自分達が言っていることがちょっと強引すぎたかかもしれない事を自覚したようで申し訳なさそうの顔をみんなしていた。


クラスの女子は・・・男子も含めてだけど元々いい奴ばかり集まったクラスだから本当は気が進まないけど、確認しておきたかったって事かな。気持ちはわからないでもない。俺だって最初はどいしていいかわからなかったんだし、自分でも信じられなかったのだから、他の人はもっと信じられないだろうな。


「それだったら、今度の体育の授業がプールであるんだからそこで嫌でもわかると思うけどそれじゃだめ?」


「最初はそうしようって話も出たんだけど、その前に確認しておきたいという人がほとんどだったの。」


「申し訳と思うけど、ここはみんなのためと思ってお願い」


そう言われてしまうと断るに断れない。あまり気が進まないけど、みんなの気持ちもわからないでもないから妥協案を提示してみることにした。


「どうしても確認したいって事なら花咲さんに代表で確認してもらうってことでどうかな?それで他の人はプールの時とかに確認するって事どうかな、流石に裸に離れないけど、俺も信じてもらいたいから下着姿ぐらいなら我慢するよ。」


少々の沈黙の後で花咲さんが答えてくれた。


「そうね。流石にここで裸になれとは言い辛いよね。私が代表で確認するわ。みんな悪いんだけど一度音楽室から出てもらえるかな確認したら呼ぶから廊下で待っててもらえるかな。」


そう、女子達に声をかけると仕方が無いという感じでみんな揃って廊下に移動してくれた。

二人きりになったのはいいがやばい、別の意味で緊張してきた・・・

好きな子の前で制服を脱ぐなんて自分で言っておきながら、何ともすごいシュチュエーションだな。


「・・・」


「・・・」


なんともいえない沈黙が続く。何か話さないと思うと焦りが出てなおのこと言葉が出てこない。沈黙が苦しくなりとりあえず、声をだす。


「「あの・・・」」


見事にハモってしまった。どうやらお互い沈黙を打開したかったみたいだった。


「は、花咲さん、な、なに?そちらからど、どうぞ。」


俺は何も考えていない状態で声かけてしまったので話す内容が無い。だからどもりながら花咲さんに譲ったのだが・・・「えっ・・・」と返されてしまった。

お互いとりあえず声をかけてしまったようだった。


「と、とりあえず私向こう向いているからその間に脱いでもらっていいかな?」


慌てるように言い放つとクルッと身体を反転させて俺に背中を向けくれた。


「そうだね。流石に恥ずかしいからそうしてもらえると助かる。じゃー脱ぐからちょっと待ってて」


そして俺は首のリボンを解き、ブラウスから引き抜き、スカートに手をかけてためらいつつも脱いで、ブラウスのボタンを外して行く・・・


制服を脱ぎ下着姿になった自分を改めて確認すると無性に恥ずかしくなってしまった。白地にレースをあしらい、胸と胸の間に赤いリボンをワンポイントをつけたブラジャー、パンティも同じく白地にレースをあしらい両サイドの所に赤いリボンがついたものだ。母親曰く中学生が男を落とすには清楚が一番だとか・・・そんな事は全くもって関係ないと思うとだが、それ以前に誰に見せるのだよ。とこの下着を選んだ時は反論したけど、まさか女子とはいえ見せる事になるとは思わなかった。


自分の姿の恥ずかしさと緊張でカッーと顔に熱が集まってくる。いざ脱いで見るとこんなにも下着姿を晒すのが恥ずかしいとは思わなかった。既に下着姿になっているのだから花咲さんにこちらを向いてもらえばいいだけなのだが、緊張と恥ずかしさで声が出せない。



緊張・・・そして意識が・・・

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