第二十七話
時間がなくて今日の話はとっても短いです。
次はがんばります。
「「「「「えぇぇ〜」」」」
クラス中が一斉に驚いた。
「双葉だと・・・」「双葉くんなの・・・」「本物?」「女装してるのか?」「何かのドッキリ⁈」といろいろな声が聞こえてくる。当然だろうな男だったクラスメイトが女子の格好をして現れたら驚くのも当たり前、自分だって最初はショックだったしな。
「ちょっとうるさいぞ。驚くのは仕方が無いが他のクラスに迷惑だろう。静かにしろ。」
住吉先生の声がかかると混乱したままのクラスに、先ほどまでの緩んだ顔を引き締めて真面目顔をして説明を始めた。それに気が付いたクラス中が住吉先生を見る。
「まだ、混乱している人も多いと思うが聴いて欲しい。本人が自己紹介したようにここにいるのは正真正銘、双葉蒼だ。なぜこんな姿かと言うと・・・」
こうして、俺の染色体異常で、身体が男性から女性に変わってしまったこと戸籍も間も無く女性になることがを説明してくれた。
まだ、戸惑いを色を隠せないみんなが固まっている。ここは俺からもう一度話した方がいいと思い話し始めた。
「みんなごめん。驚かしてしまって・・・でも、俺は間違いなく双葉蒼だ。身体は女性になっちゃったけどね・・・」
周りを見回すと、まだどうしていいかわからないといった感じだった。
「これからは女性として生きていかなければならない自分も正直どうしていいかわからない。だけど多分男に戻ることは無いと思う。今まで男だった俺が女になってみんな困るよね。だけど、俺は外見は変わったけど、中身は今までの双葉蒼だから・・・お願いします。今までのようにクラスメイトとして仲良くして下さい。」
そう言って深々と頭を下げた。
それを見ていた住吉先生は俺を擁護するように話を始めた。
「おいおい、病気で入院していたクラスメイトが戻ってきたんだぞ。それも生きるか死ぬかの瀬戸際までの症状だったんだぞ。その双葉が元気になって、また一緒に学校生活が送れるようになったのにその態度はなんだ。お前たちはそんな薄情な人間なのか?ここは退院おめでとうとか、おかえりとかなるところだろ。その上こんなに美人になったんだぞ。男子なんかさっき大喜びだったじゃないか。女子だって喜んでいたよな。それがなんだその顔は、」
そこまで言うとクラスのみんなが、ハッとしていた。
そして、またこの男がでかい声で言ってきた。
「双葉!!俺は可愛ければまったく関係ない。そんなお前でも愛せる!!付き合ってくれ。」
「ちょっとまて、なんでこんなところで告白とか、あり得ねえだろ。」
「その可愛い声で男っぽい喋り方もたまんねぇ。」
「ば、バカなこと言ってんじゃねぇよ!!俺は付き合わねえよ!!」
俺は、周りのことを忘れて佐山にツッコミを入れていた。そんなやりとりは俺が男の時にも繰り広げていたやりとりだった。佐山のバカなことを言いそれを俺や翔太がツッコミ、クラスの連中が笑って見ている。そんなやりとりだった。
「あははっ。そのやりとりはまさに蒼だな。外見は変わっても本当に中身は一緒だな。あははっ。」
翔太だった。俺見ながら腹抱えて笑っていた。それを皮切りに俺の見慣れたいつもの顔になりみんなも笑っていた。
俺はまだ、ぎこちない感じはあるけど、これは受け入れてくれたのかなと思えた。
なんだかんだと住吉先生の作戦が成功なのかわからかったけど、これで今までと同じように学校生活が送れるかな。クラスのみんなが受け入れてくれたように俺も溶け込めるように頑張ろうと決意した。
あれ?もしかして一番の功労者は佐山なのか・・・?
このことは気がつかなかった事にしよう。




