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詩「甘くてしょっぱくて硬くてふわふわ」

作者: 奥田 繭
掲載日:2026/08/23

その手の震えが止まったら 水をあげよう

甘いのがいいかい しょっぱいのがいいかい

味がないなんて そんなものはどうでもいいのさ

そのあふれる涙が止まったら パンをあげよう

硬いのがいいかい ふわふわのがいいかい

ちょうどいいかたさなんて 最後にはふさわしくないのさ

たくさんの名前が残っているが 肉体は記憶のかなた

彼らの魂は時間を刻み きみだけ何も知らないまま

手の震えは止まったかい 涙はもう枯れたかい

甘くてしょっぱくて硬くてふわふわ

貪欲になれ どこまでもどこまでも

字数なんて気にするな しょせんは他人が決めた決まり事だろ

大きな声で ここにいると 星々を切り裂け

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