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13-5:リアル世界(大手町)

(場所:大手町おおてまち・金融中枢ビル 最深部)


バチチチチッ! ジュウウウウッ!


黒いコートの男が手をかざした「物理サーバー」は、もはや“機械”ではなかった。


黒い呪力じゅりょくに侵食され、焼け焦げ、断末魔だんまつまのような高周波ノイズを発している。


「……ん?」


その時、男は、かざした手とは逆の「回線ネットワーク」……


日本全土に広げた“呪い”の網の“中”で、


微かな「抵抗」……


「異物」が“生成”され始めていることに、気づいた。


(……チッ)


男は、心底つまらなそうに、舌打ちした。


あの地下にいた、鬼神おにがみ巫女みこ


あいつらが、まだ、足掻あがいている。


小賢こざかしい真似を……!」


デジタル(電脳)の“中”で、「ワクチン」を作ろうとしている?


“鬼神(江戸)”の「動き」を、「コード」に“変換”している?


「(嘲笑)……馬鹿が」


男は、その手に込める呪力じゅりょくを、最大まで高めた。


黒いオーラが、嵐のようにサーバールームを荒れ狂う。


「だが、物理こちらが先だ!」


デジタル(OS)が、アナログ(江戸)の“殺し方”を“学習”する?


結構だ。


その「学習」が“完了”する前に、


その「学習」を“実行”する“本体ハードウェア”そのものを、


この手で、今、“破壊”すれば、済む話!


「――終われ、令和(にっぽon)!!」


男が最大の呪力じゅりょくを注入した、その瞬間。


ブウウウウウウウンッ!!


日本経済の“心臓”である物理サーバーが、限界を迎えた。


内部から、ありえないほどの高熱を発し、金属の筐体きょうたいが、赤く、赤く、発光し始める。


爆発寸前だ。


タイムリミットは、もう、ゼロだった。

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