第84話転生
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「神に会わせろ!!」
「叩かないで貰える?衝撃は一応こっちに来るからさ」
ドラが閉じ込められている檻を叩き続ける
不思議なことに音は聞こえない
「ほう、、、蓮真はもうこの体からいなくなってるね」
「そうだ。だから神に会わせろ」
「ドラゴンだぁ、、」
「なんだろう。初めて会った時の蓮真を思い出すよ」
「感傷に浸らずに私を神に会わせろ」
ドラが入っている檻を殴る木城桜
「うーーーん、そもそもこの世界にいるのかな?別の星に行っている可能性もあるしな」
「それを調べる為に神に会わせろって言ってるんだよ」
「・・・神と今話してるんだけどさ、、、蓮真急に消えたらしい」
「は?」
「急に消えたって、何故?」
「分からないらしい。急に存在そのものが認識出来なくなったらしい」
「・・・」
「木城が地上に行った時に気づいたらしいよ。いないなって」
「・・・・」
木城が地面にうつ伏せで寝転ぶ。相当絶望している様子だ
「頑張って探しているらしいけど、ほらいま、転生者とかの問題で忙しいらしくて」
「・・・」
木城が尋常なる殺意を発しながら、立ち上がり
「転生者の居場所を教えろ。全員ぶっ殺す」
「神の法律的に、木城に教えるのは」
バリィン!!!
ドラを閉じ込めていた檻が粉々に破壊される
「これでお前は色んな所に行けるだろ。転生者を全員殺せ」
「・・・・俺よりも圧倒的に強くなってるね。助けて貰ったお礼だ。全ての転生者を殺そう」
「でけぇ!!」
蓮がキラキラとした目で、ドラを見つめている
「乗るか?」
「乗る!」
「息子の孫を見ている気分だよ」
ドラが羽を動かし、空を飛んだ
「木城は力を溜めときな。馬鹿が出てくるかも」
「早く行ってこい」
ドラが凄まじい速度で飛行する
笑い声と共にドラがその場から離れる
「あいつ元気だな」
「そうですね」
「どこだ、、ここは、、暗い。暗い」
「記憶の削除は終わったか。魂の損傷は、、無い。転生特典は勝手に付けてやるか」
「・・・」
「ッチ!事前に特典が決められてやがる。不死で不老か。問題ない。じゃあな」
「・・・」
「ちゃんと死ねよ。俺の為に」




