第82話いない
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「スーーースーーー」
「こいつ寝始めたんだけど」
「やっぱこいつ生物としておかしいよ!!不死だし!」
「・・・」
蓮が寝たと思うと、すぐに目を開けた
「あ、起きた」
「火球」
真の周りに火球が大量に出現する
「グアア!!」
「男二人か。ウィンドブーレーード!!」
「なんだ急に!!グア!」
風の刃が男達を切り刻む。ついでに火球も飛んでいく
「あれ?お前らって転生者か?」
「あっぶ!」
「転生者です!転生者!!」
「ア˝」
真は不味い!っと言う顔をした後に、地面に寝転んだ
「な、なんだ?」
「・・・」
再度不死の魔物が起き上がる
「ヒィイ!!」
「狩り尽くす」
一瞬だった。殺意を一身の受け、悲鳴をあげた瞬間
男達の頭が無くなった
「狩ろう狩ろう。理性が消え去るまで」
「・・・」
「スンスン、魔物が近くにいるな」
右手を大きく木に向かって振るう
バキバキバキィ!!!
大きな音を立てながら、木が何十本も折れる
「・・・」
「汝に問う」
夏樹が目の前に現れ、非常に覚えた表情で不死なる魔物を見つめている
「貴様は魔物か?人か?転生者か?」
「ま、魔物、、」
「そうか。ならば死ね!」
ガキィン!!
森に金属音が響く
「アッハ!久しぶりに!本気で斬れるぞぉ!!」
不死の魔物の拳が、刀に防がれる
「ナ!」
「蓮真の記憶で知ってるかな?最強の人間の」
不死の魔物が拳を振るうが
「本体どこだ?搾りかす」
四肢を切断され、頭と胴体が離れ、下半身と上半身すらも分かれる
「一応言っておくぞ。お前は勝てない。この私に」
その女性は名を名乗った
「木城桜は最強なんだよ。蓮真以外には」
「・・・」
「野菜の魔物!!」
「な、なんでしょうか!」
「一応離れとけ。新種の技が出てくるかも知れん」
「分かりました!!」
夏樹が走ってその場から離れる
「どんなに頭を使っても、お前は私に勝てない。諦めろ」
「火球、、時間をかけ、何十年かけても」
「それでも勝てんぞ。壊れない剣、新たな神秘。そして私の無尽蔵にある錬力によってな」
錬力、なんか不思議な力。体鍛えてたら生み出せる
一応蓮真も持ってる。使い方知らないけど
結構前からある
「黙るな。なんか喋れ。てか蓮真どこにいるんだよ」
「父さんは、死んだ」
「待ておい」
不死なる魔物は、木城桜に首を掴まれ、持ち上げられる
「蓮真が?他の女と?子供を作った?お前はそれを言いたのか?ア?」
「違う!父さんは俺達を生み出した後に!この体から消えて!!」
「・・・・死んでないか?それ、、待て。動悸が激しくなってきた」
木城桜は不死なる魔物をその場に置き、地面に膝を付き、荒く呼吸し始めた
「はぁはぁはぁ!!!」
蓮真がこの世界にいない。その事実に心臓が痛くなる




