第78話かまって
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「危ない!!」
「また鳥か」
「今日の運勢は!!」
蓮は足をスクワットの様に曲げた後に、大きくジャンプした
「鳥鳥鳥だな!!」
鳥に対し踵落としを繰り出す!
「グエ!」
「ア˝!」
「なにやってんだ!バカ!」
普通に鳥に足を咥えられ、そのまま吸われる
「あれーーー!!」
「吐き出せ。そいつを」
飲み込まれる寸前で、夏樹のツタがデカい鳥を締め上げる
「森の養分となれ」
鳥の首を絞め続け、首つりの様な体勢で鳥が絶命する
「よいしょ!」
「大丈夫か?いや、めっちゃ無事だな」
「いい攻撃だと思ったんだけどなぁ、、まさか普通に食われるとは」
「落下速度が遅い。あれぐらいの速度は誰でも反応出来る」
「そうかーーー」
蓮は地べたに寝転び、足を組む
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・」
沈黙の時が流れる
「喋りかけてよ!!」
「は?」
急に蓮が叫ぶ
「今悲しんでる様子なんだよ!」
「お前が悲しむ訳無いだろ」
「ヒドイ!もう心が傷ついた!!野菜食べない!」
「・・・・」
めんどくさいな、、心の中で心底そう思った
「・・・」
「・・・あ、そうだ!!」
なにかを思いついた様子の蓮が立ち上がる
「フフフ」
にやにやとしながら蓮が近づいてくる
「なんだ?」
「あむ」
蓮はツタを頬張る
「バリバリ!」
「ファアアーーー!!」
「硬いな」
「お前なに私の体食べてるんだよ!!」
バリバリと音を立てながら、蓮は夏樹のツタを喰らう
「美味しいかなって」
「破裂するぞ!適性なかっ、、エ?」
理解が出来なかった
「おま、、エ?頭、、吹っ飛んでるぞ」
「よくあるよくある。魔物食べたらなんでか頭が吹き飛ぶんだよね」
蓮の首から上が消し飛んだ
「あ、そうか!夏樹は魔物だったな!!言語喋れるから人間かと!」
「見た目で分かるだろ。緑色だぞ。肌。しかもツタとか花とかが体に生えてるだろ」
「そういうオシャレかと」
夏樹が動いても、しっかりと無い頭を向けてくる蓮
頭が無いのに視界はあるし、声も出るみたいだ
「こわ」
「・・・・なんか音聞こえる」
「・・・?」
耳に意識を集中させるが、不審な音は聞こえない
「私以外を食べるなって聞こえる。誰の声だ?てかどっからの声だ?」
「・・・・」
ゆっくりと連から離れる
「どう思う?夏樹」
「やめろ!近づいてくるんじゃねぇ!!」
「待ってよ!」
「待たない!!お前明らかに幽霊に憑りつかれてるだろ!私まで呪われる!!」
森の中で鬼ごっごが始まる




