第74話ギィイヤアアーー!!魔物だーー!
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「・・・今日は運が悪そう」
蓮はバカそうな顔をしながら、頭を掻く
「・・」
ピリっとした感覚が体を襲ったと思うと
ビッシャン!!!
落雷が蓮を襲った
「うーーーん。今日は落雷が当たる日かな?鳥に襲われる日じゃなくて良かった」
「君、大丈夫か?」
「ギャアアア!!!」
緑の化け物が喋りかけて来て、普通にビビって叫ぶ
「緑の化け物だ!!」
「失礼な!植物の魔物だよ!!」
「魔物!?」
頭に過る。魔物の習性
「喰われる!!」
「・・・」
「ギィヤアアアー!!!」
足元をツタで絡み取られる
「人の優しさを無下にしやがって!!苗床にしてやる!」
「助けて誰か!!」
「いただきます」
ビッシャン!!
落雷が蓮に直撃する
「なんで晴れてるのに雷が、、、」
「・・・」
植物の魔物はその場に倒れ込み、明らかに瀕死な様子を見せている
「だ、大丈夫か?」
「・・・大丈夫に、、見えるか?、、植物だから火は苦手なんだ」
焦った蓮はとりあえず自分にツタを巻き付けた
「・・・なにをしてるんだ?」
「ほら、えっと、、吸収!」
「・・・ちょっと噛みつくぞ」
呆れた表情をしながら、魔物が蓮に噛みつくと
「あ」
パァン!!
植物の魔物が破裂した。蓮の目の前で
「え?」
蓮の体が震えだす
「え?し、死んじゃった?お、おれが」
「あぶね。死ぬところだった」
「キャアアア!!」
植物の魔物が小さくなって、目の前に現れる
「お前を捕食する適性が無いみたいだな」
「ビックリした、、、」
「しかし、捕食出来ないとなると、、体が」
「・・・」
こっそり離れようとした蓮は、ナチュラルにツタで捕まえられた
「ピェーー」
「お前に着いて行くことにしよう。それが面白そうだし、色々と手に入れられそうだ」
「着いて来ないで下さい、、」
「・・・」
無言で植物の魔物に見つめられ続ける
「いやーー!」
「・・・・着いて来ていいと言え」
「ヤ!」
「・・・」
ツタが首に巻き付き。締め付けられる
「死ぬか着いて来ていいと言うか。選べ」
「嫌です!ただでさえ魔物だからって理由で襲われてるのに!」
「は?待てお前」
「明らかな魔物のあなたがいたら!!」
「どうやって喋ってる?」
「襲われることが多くなるでしょ!!」
ビッシャン!、大きな音を立てながら蓮に落雷が命中する




