第71話鳥が!嫌い!
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「ピギャアァーーーー!!」
「プギャアァ!!」
「来るな鳥!!なんで何回も襲ってくるんだよ!!」
俺の名は蓮、不死で不老の魔物なんだが
「ギィヤァ!!」
「グギャ!」
戦闘能力が皆無なのだ。悲しきことに
それで今、馬鹿でかい鳥に飲み込まれている
ペリカンかな?見た目的に
「しかもどこだよ!ここ!」
俺の記憶はたびたび無くなる。意識が飛ぶって言うのか?
まあたまにの頻度で消えて、別の場所に移動している
不思議なことに
俺はどうやって生まれたのか、なにをしていたのかも一切分からない
一つだけ分かることは俺は不死で不老の魔物ってことだけ
「さてと、、どうやって胃の中から出ようか」
胃液に体をべたべたにされながら、考える
「うぉ!」
鳥の胃が大きく揺れた
そしてザクザクと何かを切り裂く音が、胃に響いた
「ワッハハハ!大物!大物!」
「・・・」
可愛らしい子供のような声が聞こえ、胃の近くを切り裂く音が聞こえる
解体途中なのかも知れない
これって声出していいのかな?驚いて手とかを斬るかも知れないけど
「あの」
「ピゥ!」
可愛らしい声が聞こえた
「助けて」
「・・・胃の中にいるのか?」
「胃の中」
ザクザクと言う音が近くまで聞こえ、綺麗に胃が開いた
「助かった!!」
「あ、あんた大丈夫か!腕が溶けてるぞ!」
「大丈夫だ。3秒ぐらい経ったら、ほら再生」
「ハ!あんた魔物か!!」
女性は俺から一瞬にして距離を取る。当たり前の行為だ
その女性は非常に小さく、150ぐらいだと思うほどに小さく
両手には短剣を持ち、短剣の先端には何も塗られていない
それと偏見だが、凄い早そうな見た目だ
服装的にも
「寒そうな服装」
「うるさい!安くてバフが付く物はこれしかなかったんだよ!」
女性の服装はまず肩が大きく出ており、半袖であり、ぷにぷにとしたお腹も見えている
ズボンもほぼ短パンだ
「敵対するつもりは無いよ!助けられたし!」
「・・・魔物の言葉は信用できない」
「じゃあね」
その場から歩いて離れる
女性に自身の背中を見せながら
これで攻撃してこないだろ。はぁ、なんで皆俺のこと一瞬で魔物って気づくんだろう
ザク!
「あ?」
「こいつ、いくらになるかな?」
「誰だ!お前!」
誰だ!こいつ!
「わお!頭刺したのに生きてるや」
「誰だお前?こっちは離れようとしてたってのに」
知らない男との戦闘が始まった




