第66話誰も俺の傍からいなくなるな
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「レンマの神秘?」
「そう!俺の神秘!!神秘使えれば!木城桜にも勝てるかも知れないだろ!」
「まあ、あるかも知れないね。でもそれはまだ出来ないね」
「まだ出来ない?」
「神秘について説明してあげるよ」
「待て待て!!不死の獣に近づくな!不死だからまだ殺せない!」
「あ、そうだったな」
「逃げるぞ!」
木城を追い詰めた者達が、逃げようとする
「誰も俺の傍からいなくなるな」
ジャラ!
「は?」
「離れるな」
蓮真から鎖が飛び出し、男たちの体に鎖が巻き付く
「神秘が発現する条件は、狂気的な訓練を行うか。死の危機に瀕するか」
「取れねぇ!!」
「壊せないだと!!」
「過度なストレスを受ける時に発現する」
鎖が巻き取られ、蓮真の所まで動き始める
「ふざけるな!ふざけるな!!このタイミングで発現するのはおかしいだろ!!!」
「死んでくれ」
リミッターが外れた拳が男の一人の頭を貫く
反動で腕は砕けるが、0.001秒もあれば治せる
「待て!」
「・・・・」
パチュン!!
パチュン!
残りの二人の頭も貫く。死体は砂のように風に乗り、消え去る
「誰も俺の傍から誰もいなくなるな」
「は?」
空中に3人の男達が出現する
「嘘だろ、、俺達天界にいたはずだぞ」
「何回、何回殺せば、お前らは死ぬ?」
「う、ウワアアアアア!!!」
一人の男が逃げ出すが
ガジャン!!
「あ、」
鎖が男の体に巻き付く
そして引き寄せられる
「効率的に逝こう」
「待ッ!!」
グチャ!!
男の頭が砕け散る
「ア˝、アア˝、、」
「クソがぁ!!」
男の一人は絶望し、もう一人の男は蓮真に斬りかかったが
「オ˝!」
「俺は不死だ。俺を殺すには俺に力を与えた神を連れてこい」
当然のように無傷であり、男の腹に蹴りを叩き込み、男は地面に倒れる
鎖が出現し、男達が一か所にまとめられる
「何百回、何千回、何万回、何億回、お前らを殺せばいい?」
不死で不老の生物の表情には、悲しみしか無かった
「君の夫は優秀だね。もう神秘を使いこなしてるよ」
「ここはどこだ?」
「ここ?天界」
「・・・」
白く、眩しい場所だ
「さて、選択の時だ」
私の前に、青く薄い画面?が出現する
「その中にある神秘を選んで。それの神秘と君が持っていた神秘を持って、転生できる」
「ふむ。私の神秘はちゃんと発動したようだな」
非常に美しい美女は、椅子に座りながら私に問う
「で、なにを選ぶ?」




