第64話おかしな魔物とおかしいな姫だな
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
ガキィン!!バキィン!!ズバァ!!
「精神が擦り減るねぇ!!お前の剣は!」
「・・・」
怪物姫、木城桜の剣は非常におかしい
剣を音速以上の速度で振ってきて、的確に急所を、守りにくい所を攻撃してくる
的確に来てくれている分、守りやすいが。一発でも当たったらその時点でゲームセットだ
ストレスでハゲそうだ
「グアアアア!!!」
「ッ!」
「マジで獣だな。ゼンリョ頑張って避けろよ!!」
不死なる魔物、彩菜蓮真は頭がおかしい
普通なら怯む場面で一切怯まないし、問答無用で突っ込んでくる
しかも不死で無理矢理攻撃を耐えてくるため、確実に衝撃を与え、
吹き飛ばさないといけないのだが
「ガァアアアアア!!!」
「うるせぇな!」
「また火炎が飛んできたぞ!!」
自分自身ごとを燃やす。火炎の魔法を放ってくるため、吹き飛ばすのが非常に難しい
何発かは耐えれるだろうが、大量には耐えれない
「勝つ為には持久戦だな」
「・・・」
「足止めするには速攻戦だ」
「そうだな」
「退け!引け!邪魔だ!!!」
√木城桜
辛い、腹痛い、蓮真どこだ?声は聞こえる
いつもの剣じゃないから本気で振れない
汚れてるからって剣変えなければ良かった
「・・・」
「グゥ!中々に強力だなぁ!!」
あいつの剣、、硬いな
「ガァァ!!」
「寄越せ」
一瞬にして男に近づき、腹に膝蹴りを叩き込み、右手に握られた剣を奪い取る
「これで2回本気で振れる」
「マジ!?いままで本気じゃ」
ゴト!
「ア˝?」
「剣は砕けたが、お前の首は無くなった。私の勝ちだ」
「・・・・また来る」
男が砂となり、消え去る。数十分は来ないだろう
「大丈夫か!?木城!」
「蓮真?」
二人相手にしてたはずだが、、
蓮真の後ろを確認すると、そこは爆弾が爆発したのかと思うほどにぐちゃぐちゃに壊れていた
「どうやって?」
「まずは止血!」
蓮真の自身の服を千切り、私の血が出ているお腹を止血し始める
「蓮真、一回家に帰った方がいい。ちゃんと剣じゃないと相当キツイ」
「そうだね。俺はドラに助けて欲しい」
「暴龍はいないぞ」
ジャキィン!!
木城が剣を振るう
「今は神と殴り合ってる時じゃないかな?」
「帰ってくるのが早いな。また殺されに来たのか?」
「殺されに来た?いいや、お前を殺しに来た」
どういう力だ?死に戻り?いや、どこかで復活して、、無限に復活してる?
「俺のチートスキル、、お前らで言う神秘の解説をしよう」
男はべらべらと喋り始める
「チェックポイント。俺はお前と戦う前の状況をセーブしててな」
ガキィン!!
「話が長い」
「ヒュー、殺意バチバチ」
ニヤニヤした顔をしている男が、余裕をもって私の剣を防いでくる
「俺の成長速度を舐めるなよ」
「あっそ」
本気で剣を振るう




