第46話人生で一番驚いた出来事、、でしたね
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「あっつい」
「夏だからね」
王種を倒して、数日後のこと
元々暑かった夏がもっと暑くなっていた
「海行くか。確か、この近くに海あるって話をしてたよね」
「あったとは思うけど、泳げるほど綺麗だったかは知らないよ」
「汚水で泳ぐか。いや待てよ?」
ある秘策を思いつく
「確か、図鑑で見たんだよ、、」
「この図鑑?」
「そう!その図鑑!これのな、、こいつ!!」
目当ての魔物のページを開き、ドラにも見せる
「え?こいつを海に連れて行くの?」
「駄目か?」
「いや、、理論上は可能だけども」
「よーーーっし!!海確認した後に連れて行くぞぉ!!」
結論から言おう。海は相当綺麗で人も泳いでいた
ただ一つの不満を除いて完璧だった
「俺が泳げねぇ」
「人間の所に行くのは危険だよね」
「別に行ってもなんとかなりそうではあるんだよ。でも浮き輪が無いやん」
「・・・・浮き輪?」
そう、無敵で最強な俺にも弱点はある。それは泳げないと言うことだ
色んな事情が重なり、俺は小学校のプールにすら入ったことが無い
それに加えて、海や湖にすら行ったことが無い。だから泳いだことが一切ない
「浮き輪ないと不安で仕方ないわ」
「え?人間の集団に紛れ込めると思ってるの?」
「思ってるよ。いいファッションだろって言えば、眼もなんとかなる」
「大丈夫かな?」
「最悪ボコボコにされても、俺にダメージは無い」
完璧な作戦だな!
「俺が泳げなく無い?」
「え?ドラも泳ぐつもりなのか?」
「当たり前でしょ!!なんでハブろうとするの!!」
「・・・流石にドラは無理よ。ペットって言い張っても、無理があるよ」
「一応人型にもなれるよ」
蓮真の体が硬直する。何かの能力で硬直したのではなく、驚きで硬直した
「エ?」
「ドラゴンが人になるのはよくあることでしょ」
「物語とかの中ではね。ここは現実だぞ。あり得るのか?」
「まあ、人型になったら能力の半分以上が使えないデメリットはあるけど」
結構致命的なデメリットだな、、しかし、ドラが人型かぁ、、イケメンだったらどうしよ
「よいしょ」
「急!!」
ドラの周りから強風が巻き上がる、そして砂埃が視界を覆う
「は?」
砂埃が消え、蓮真の視界に映ったのは
「よし。人型にちゃんとなれてるね。尻尾とかも生えてない」
長身で、ボッキュッボンな完璧な肉体美の女性がそこに立っていた
「お前ってメスだったの!!エエエーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
「メスって言っても、俺以外に暴龍はいないから、性別意味無いけどね」
昔の幼なじみが女だった時と同じ衝撃だ、、父親だと思ってたら母親だったレベルだぞ




