第45話戦闘って言うのは!最後に立ってた奴が勝ちなんだよ!!
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「!!」
「キャン!」
「フゥーーーー」
王種が攻撃してくると同時に、拳を振るう
相打ちだが、こちらにダメージは無い。相手だけがダメージを負う
「数日かな?数十日かな?長い長い時間お前らと戦ってたおかげで、動きは相当見えるぞ」
「グルルル」「ハァ!ハァ!ハァ!」「・・・」
3体の分身のうち、一人はほぼ無傷、もう一人は酷く疲労が溜まっており、荒く呼吸している
そして最後の一人はそもそも動いていない。恐らく死んでいる。もしくは瀕死だ
「まあ。飲まず食わずで戦い続けてるもんな。通常攻撃だけとは言え、疲れるだろう」
「グルルル!!」
「捕食を今!?」
王種に噛みつかれる。捕食だ
「ガウ!ペ!ペ!」
「なんだ?」
王種が蓮真を吐き出し、暴れ始める
「ガウ!ガウ!ガオオオオン!!!」
「!」
王種の体が膨張を初め
パン!っと破裂した
「は?」
なにが起こった?なんで破裂した?
「・・・」
「が、ガウ!」
そうか!適性が無かったんだ!俺が他の魔物を捕食する適性が無かったみたいに!!
「タイマンだな。疲労した狼よ」
「が、ガウゥ!」
拳を振るった
「あれはもうレンマの勝ちだね。君もそう思うでしょ?」
「は、はい!」
「次は逃げたら帰ってきなよ」
ドラの横には偽木城桜と会った時に逃げた。情報屋のエズラ・カエントがいた
「君の居場所は常時分かるからね。逃げたらダメだよ」
「はい!」
「逃げるんじゃなくて、休み下さいって言ってくれればいいよ。逃げるんじゃなくて」
「・・・休み?」
「うん。君だってずっとレンマと一緒にいたら、精神すり減るでしょ」
「そうですが、、いいんですか?」
「いいよ。全生物が俺に歯向かってきたとしても勝てるし」
「そうですか」
「後3日ぐらいでレンマも勝てるだろうし、それまでのんびりしておきな」
「は、はい!」
「攻撃しなければ何してもいいよ。寝ててもいいし、ご飯も食べてもいいよ」
3日後
「シャアアアアーーーーーーーーー!!!!!討伐完了!!!!!」
勝利の咆哮をあげる蓮真
戦闘時間は驚異の3週間
「行動不能技を持ってないかったのが勝因だな!!ハッハハハハーーー!!!」
蓮真の弱点は行動不能技に致命的に弱い。それは単純であり、簡単なことだ
岩で生き埋めにしたり、土に埋めたりするのが一番簡単であり、一番効果的だ
だが、今回戦った王種の狼は穴掘りのが下手であり
地形的にも生き埋めにすることも出来なかった
相性だけを見た場合、王種が圧倒的に不利なのだ。いくら数が増えたとしても
行動不能に出来なければ一生暴れ続ける怪物を相手することは出来ないのだ
しかも捕食する適性が無い為、飲み込むことすら出来ない
「ドラーーー!!!」
「見ていたよレンマ。頑張ったね」
ドラがほほ笑む。いつ現れたのか分からないが、まあドラだし。なんでも出来るだろう
「ドラのおかげだ!あいつとの相性はドラが考えたんだろ」
「そうだね。俺のおかげだね!!」
「やっぱなし。俺のおかげ。俺が頑張っただけ!!」
「なんでさ!」
ドラと喜びを分かち合う
vs王種の大狼 戦闘時間508時間 死亡回数24709 勝利回数3




