第42話俺ってやっぱり賢いな!
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
神秘とは、摩訶不思議な力ではあるのだが、一定の法則があるらしい
生命力が強い者は、守り系の神秘を持っていて
力が強い者は、スピード系の神秘を持っている
可能性が高いのだ
だったら俺は?俺の神秘は不死で不老なのが神秘だと思っていたが、違うそうだ
まだ持ってない。魔物なのに
歴史を見ても完全なら不死と不老はいない。だから何の神秘を持つかが分からないそうだ
ドラでも分からない
話しは変わるが、人間も神秘をごくまれに持っているそうだ
木城桜も持ってると思う。てか絶対に持ってる。本人が言ってたもん
「レンマ」
「なーに?」
「珍しい魔物を見つけたよ。見る?」
「珍しい魔物?」
メタルスライムでも出たのか?
「人食い植物じゃねぇか!!こんな奴大量にいるだろ!」
「チッチッチ、違うだよね。この魔物は神秘を2個持ってる」
「・・・え?」
確か、神秘って1個しか持てないって話だけど
「本来の神秘の消化液強化と、別の神秘を持ってるんだよ!」
「・・・マジ?めっちゃ珍しいじゃん」
「ベェ!!」
ベチャ!
消化液を飛ばされ、蓮真が溶ける
「燃やすぞ!クソ花!!!」
「ほう。もう一個の神秘は投擲かな?これまた珍しい神秘だね」
「新品の服が無くなった!」
「まあまあ、また服も再生されるんだし」
「あれ動きやすいけどダサいじゃん。真っ白なTシャツだぞ」
「グェ!!」
「おっと、レンマ!そのぐらいは頑張って倒して」
「は!?なんだこいつ!!」
蓮真の足には蔓が巻き付いていた。そして蓮真の視界の先には
「・・・」
「食虫植物だ!!」
虫を食べる食虫植物に似た魔物がいた
「引っ張る力が強い!!」
「千切らないと話にならないよ!!」
「火焔!!」
火の球を何個も出現させ、放つ
「効いてない!!」
「その魔物の神秘は火耐性だよ!」
「なんで植物がそれを持ってるんだよ!!!焼け爛れろ!ボルト!!」
食虫植物に落雷が落ちる
「シャアァァ!!!」
火耐性だろあるのは!!つまり雷では焼ける!!雷も火で焼けてる気がするけど!
効いてるからよし!!
「マガジンリロード!!」
「あ」
「フルバースト!!!」
食虫植物を吹き飛ばす。塵すら残さない
「久しぶりに使ったけどもやっぱ楽しいな!ハ!ハーー!!」
「レンマ、その銃はどこにあったの?」
「え?腹の中」
「・・・・」
ドラがドン引きした顔を見せる。初めて見る表情だ
「武器を飲み込んだの?」
「イエスイエス。俺って胃無いやん。だから腹の中に合ったら持ち運び便利かなって」
「普通は思い付いてもやらないよ」
「取り出すときは簡単だぞ。胸らへんに手突っ込んで引っ張るだけ」
「・・・」
「俺ってやっぱ賢いな!!ハハッハハハハーーー!!!」
森に蓮真の高笑いが木霊し続ける




