第39話愛しの彼女が少し素直になってて嬉しい
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「隊長を抑えろ!!!行かせるな!!」
「どけぇ!!!邪魔だ!私の戦いの邪魔をするなぁ!!!!」
「もうこの際攻撃してもいい!!押さえつけろ!!」
隊長が腕を、体全体を竜巻の様に回転させ始める
「駄目です!!弾き飛ばされます!!」
「来たら斬る」
「・・・」
隊長の殺意を感じ取った隊員達の動きがピタリと止まる
皆、死にたくはない
「バイクに、、私、鍵どこにやった?」
「・・・」
「・・・・ヘリ使っていく!!」
「止めろ止めろ!!ヘリが大破して帰ってくるぞ!!」
副隊長が叫ぶ
「木城はまだ来ないのか?漫画読み終わりそうなんだけど」
「まだ来ないね。周りの人達に止められてそうだけど」
「次来る時はどの街にいるか調べるか。てか遠すぎるのかね?」
「それは無いと思うよ。だってほら」
ドラが見ている方向を蓮真も見ると、明らかにこちらに向かってきているバイクが一台あった
「あれだな。明らかに市販のバイクじゃないぞ」
「相当高性能だね。普通のバイクの3、40倍ぐらいは速いんじゃないかな?」
「降りる」
ドラの背から飛び降り、落下する
「隊長!なんか降ってきてます!!」
「!!」
バイクの速度が更に上がる
「久しぶりだなぁ!!殺しに来たぞ!!!」
「俺に会いに来てくれたのか!?それは嬉しいな!」
グチャ!!っと鳴ったと同時に道路に赤い花が咲いた
「こいつが、、不死の魔物」
「斬る!!」
「今日は聞きたいことと押し付けたい物があってな」
蓮真は木城に殺されながらも話し続ける
「好きな食べ物はなんだ?」
「肉と!!」
木城桜の右腕が膨張する
「米だ!!」
蓮真の上半身が吹き飛び、それと同時に下半身も衝撃で吹き飛ぶ
「肉と米か。いい味覚してるな」
「米と肉は絶対に食べる!!毎日な!!」
「その体を維持するのには相当食べそうだな」
「そんなことは無い!!私の神秘の力があればな!!」
「そうです、か!!」
切り刻まれながらも、攻撃しようと足を振るう
「!!」
「おっと、また油断かな?足が届いてしまったよ」
「・・・・フゥーーーーーーー、いつも受け身だったからな。攻撃手段が無いと思ってたよ」
「一回掠ったけどな」
蓮真の四肢と頭と上半身と下半身が細切れにされる
ピラーで切ったキャベツみたいになってしまう
「怒らないでくれよ」
「怒ってない!!屈辱的なだけだ!!」
「そう。武器に怒りが籠ってる気がするんだが」
「気のせいだ!!」
その後も切り刻まれ続ける。そして疲れてきたかな?っという辺りで偽木城桜について話しだす
「木城桜、君にそっくりな人を見つけたんだけど。保護して貰える?」
「私にそっくりな人?どこで見つけた?」
「斬る手を止めてくれよ。ワイバーンの巣にいたんだよ」
「やめない。ワイバーンの巣か、、事件の匂いがするな!!」
切り刻む速度がドンドンと速くなる。剣筋が一切見えない
「連れて来てるのか?」
「来てる来てる。というか君って冷静だね。俺が言うのもなんだが、魔物と普通に喋ってくれるし」
「・・・・」
上半身が消し飛ばされる
「これがツンデレって奴か」
「一旦攻撃するのはやめてやる。そいつを連れてこい」
「疲れただけじゃないのか?」
「・・・」
「ごめん!ごめん!!また剣を振るな!!」
今日の木城桜は非常に落ち着ている。疲れたのかな?




