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第36話そっくり

誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです

「はぁ、、収まって来た。今回は一週間か」

ワイバーンに座り、自分自身の体の調子を調べる

「これでも桜の足元にも及ばないか」

「グオオオオ!!!!」

「!!まだ残党が!!」

咄嗟に剣でガードしてしまった。桜なら斬っていたはずなのに


「よいしょーー!!!」

「グオ!!」

「ワイバーンって翼に手あるんだね。ほぼ4足歩行じゃん」

彼は突然現れた


「・・・どなたですか?」

「!!!」

彼の眼はおかしかった。おかしいだけなら良かった

「不死の魔物!!」

「なんでみんな俺のことを不死の魔物って言うんですかね。彩菜蓮真って名前があるんですがね」

「グヤアア!!」


「少し黙れ。メガトンキーーック!!」

「飛び膝蹴り、、」

「で、あなた誰ですか?」

「はぁ、はぁ、、!!」

彼とは別の人が息を切らしながら追いかけて来た


「木城桜!?」

「師匠!この人は木城桜じゃないですよ!!」

「いや!え!?めっちゃ顔そっくりじゃん!双子?」

彼女のことは知っていた。情報屋だ。逃げ足が速いことで有名な


「・・・」

「喋らない、、どこか怪我でもしましたか?」

「魔物が目の前にいるから驚いてるんじゃないですか?」

「喋れるが?」

「・・・・なんか無理してその声出してないですか?」


「は?」

「師匠、これ明らかに作り声だよね。無理矢理低音出してる感じ」

「作り声だな」

「お前らは何を言っている?要件だけ話せ」

「・・・・・」

不死の魔物は首を傾げながら、こちらへと顔を近づけてくる


「目の奥から怯えと動揺が感じ取れるな」

「!!!」

体が驚きで跳ねてしまう

「お前ってそんな教養があったのか?」

「素人ですけど?どっかで呼んだ心理学の本に書いてたんですよ。目の奥を見れば分かるって」

「・・・」


どうしよう!どうしよう!偽物だとバレた!関係者であるのもバレた!!

怒られる!失望される!!私を見て貰えない!!

「・・・」

「木城桜じゃないならいいや。帰りましょう」

「お前、木城桜だと思ってここに来たのか?」

「それ以外にここ来る理由あります?ワイバーン食べたいぐらいじゃないですか?」


「ま、待て!!」

「お、素の声が出たね」

「素の声高いな、だから作り声に違和感があったのか」

バレた、バレたけど、まだ隠蔽出来る


「わ、私の為に!!!」

私の為に!!

「死んで!!!」

「あ?」

不死の魔物の首を斬り落とす




vs狂乱の少女


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