第24話力差を実感したよね
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「シャアア！！！」
「クエエーー！！」
「離さねぇ！死ぬまで殴る！」
蓮真は鳥に張り付き、石で殴り続けていた
「うごおぁアア！！！」
「グエーー！！」
鳥は暴れまわり、何度も何度も蓮真ごと壁にぶつかるが
「腕さえ無事なら張り付ける！！！」
「クエエーーー！！」
「うぉっと！」
「グエーー！」
鳥が回り始める。その遠心力で体が浮き始める
「あ！ちょ！お前！ふざけんな！！グアア！！」
手が滑り、体が飛ぶ
「待て！コラ！逃げるんじゃねぇ！！！」
「グエ！グエ！グエ！」
「血も流してねぇ奴が逃げるな！！」
「クエーーー！！」
「2体目！！ぐお！」
どこからともなく現れた2体目の鳥に、丸呑みされた
「対策を練ろう。石じゃ無理だ。勝てん」
胃液まみれの蓮真は銃を目の前にして思考を始める
「銃を撃ったら倒せるのは知ってる。最初に一匹フルバーストで殺したからな」
フルバーストならば鳥は殺せる
「通常弾で殺せるのかな？」
色々試してみた。まずは通常弾で鳥を撃ってみた
普通に効かなかった。石と同等
罠を仕掛けてみた。単純な落とし穴
落ちた。でもすぐに出てきた
落とし穴をもう一つ作った
落ちた後に銃を連射しまくった。充電が切れたし、鳥にも逃げられた
「あの鳥、硬くない？色んな所に銃当ててみたけど一切効いてる様子ないし」
生物って基本的に弱点あるはずなんだがな、、鼻が弱いとか視力が低いとか
「落とし穴も作るのに時間相当かかるし、2個作っただけでもう夜やし」
ダメだな。攻略の糸口が一切見つからない
筋トレして筋力あげて物理で殴るぐらいしか思いつかん
2日目
今日は鳥を観察することにする。生態が分かれば鳥を倒せる手段も思いつくかも知れない
鳥が餌を食べていた。壁に生えている果実をくちゃくちゃ食べていた
鳥が走り回っていた。同じ所をぐるぐると走り回っている
その速度は相当速い。自動車ぐらいの速度だ
鳥の巣を発見した。小さい羽根も生えていない子供を発見した
ただ、人質には出来なさそうだ
メスかオスか分からないが、一匹はずっといる。飯も食べずにずーーーっといる
鳥みたいな生態してんな
鳥がいつもいる場所の地形を調べた
崩れそうな壁も無ければ、果実も豊富。地面に落ちてある骨の量も多いから足場もしっかりしている
立地的は相当いい
「うーーん、兵糧攻めも出来ないか？待てよ？疲労させることは出来るな」
ある作戦を思いつく。普通の人間や魔物なら出来ないが、蓮真だけに出来る戦法
「不死な奴はドラも嫌っていた。あのドラがだ。不死の本領を発揮するか」
