第17話実験生活4日目、壁に穴開けた
誤字脱字、矛盾点などがございましたら教えて頂けると幸いです
「今日の実験は単純だよ。君に興奮剤を投与した後に、壁を殴ってもらう」
「ほう。意味があるのか分からない実験だな」
「君の脳みそはリミッターが半分外れている」
「・・・・・はぁい」
リミッターが外れてる?そうだな。冷静に考えたら外れてるな
俺の拳砕く時、壁殴ってるしな。しかも一発で砕けるし、リミッター、、外れてるな
「火事場のバカ力を100%引き出す!」
「脳みそが壊れそうだな」
「君なら大丈夫だろ。不死だし」
「そうかね?そうだ。毎日3時間は自由時間をくれ。筋トレしないといけない」
実験開始
「興奮剤が効かないね」
「そうだな」
完
「どうしようか?前に魔物で試した時は効いたんだがな」
「これってお前の実験に約に立つん?」
「興奮剤で魔物のリミッターが外れるのが分かったなら、色々と都合が良くてね」
「ふーーーん。で、この後どうするん?俺がシラフで壁を殴ればいいか?」
「マジで殴らされるとは思わなんだ」
「頑張ってくれ!」
「よいしょ!」
ピシピシと音を立てながら、壁にひびが入る
「俺強い!」
テンションが上がり、壁を殴り続ける。手が砕けるが気にせずに
砕けたままの手でも殴る
「異常だな」
不死の魔物を眺めながら、独り言が口から発せられる
「筋力量と力が見合っていない。筋肉の質の違いか?いやそれとも錬力か?」
錬力、魔物とごく一部の人間しか持っていない力
「いや違うな。他の力だ。初めて見る力だ」
「ヘァーーーー!!」
「元気だな。彼は」
不死の魔物に惹かれる理由、それは姉に似ているからだと思う
不死の魔物の笑顔に姉が重なる。愚直に、歪に戦う姉の姿が不死の魔物の戦い方に重なる
「ここだな?」
「恐らくは」
「ふむ。入る方法が分からないな」
「ここに不死の魔物がいるのは確実なんでしょう?入る必要はある?」
「万が一にでもいなかったら不味いんだよ。暴龍をここに連れて生きていませんでした」
「殺されますね」
「だろ。だから侵入して視界に捉える」
「あ、これ外れた。本気以上の力を出せる」
「本当か!?」
「インパクト!」
壁が砕け散る。外が少しだけ見える
「最強になったか、、流石俺だな」
「殴る壁間違ってるよ!!」
木城桜の弟に怒鳴られる
「すまんて、許してくれよ。壁にちょっと穴が、、、誰だ!お前!」
「確認した。逃亡するぞ」
「へい!」
「・・・・」
これ追いかけた方がいいな
「ぶっ壊れろ!!」
「あああ!!壊したらダメだって!」
「待て!!」
「リーダー!追いかけて来てます!」
「はぁ!?」
本当に追いかけて来てるじゃないか!
あそこの研究員はバカか!?逃げてるじゃないか!
「待て!!逃げてんじゃねぇ!!」
なんで魔物は俺達を追いかけて来てるんだよ!!意味が分からん!
「俺の姿が見られた以上」
殺すしか無いな
「あ?」
「逃げるぞ」
「待てコラ。人殺しといて逃げるつもりか?」
「・・・不死な魔物って言うのは本当みたいだな」
「お前名前は?子供ぽい体系だから、、アリスとかか?」
こいつ速いな。鳥より速いな。てか勢いでここまで来たけど、誰もまだ追ってきて無いな
無能じゃないか?あそこの人達、やっぱ左遷される所だなあそこ。無能しかいないや
両者は見つめ合い。動かない
「リーダー、どうしましょう」
「知らん。俺だけは絶対逃げれる」
「俺を置いて行かないで下さいね!!」
女に男が引っ付く。その瞬間
「インパクト!」
「ク!邪魔だお前!」
避けられたか。速いな
「クソ!俺一人でくれば良かったな!」
「俺の追ってはいつ来るの?遅くない?」
「知らん!!」
蹴り!!
蓮真は凄まじい脚力の蹴りを食らい
数メートル先へと吹き飛ばされる
「首の骨折れたな。また殺しされた」
蓮真は考える。冷静に
「帰るか。どうせ負けるし」
諦めて帰ることにした
「リーダー、あいつ帰ってます」
「・・・・」
「リーダー?」
「分からん。俺らも離れるぞ」
何故だ?何故、離れた?理由が分からん。あのパワーがあるなら、襲い掛かってきても
「君たち、ここで人型の魔物を見なかった?」
後ろから声が聞こえる




