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petit-a-petit  作者: 真北
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レリメーラー(こんにちわ)

てさぐれ!異世界モノ

「今の私は全身が逆鱗で覆われた龍。そっとしておいて。」


なかなか上手いこと言うなぁとは思いつつ、僕は悪くないのになぁとも思いつつ、とは言え彼女の気分を逆撫でしたいわけでもないので、素直に従って散歩に出ることにした。

彼女はチョロい。どうせお魚の一匹でも買って帰ればご機嫌さまだと思う。

全身が逆鱗というならば、その中に一つだけ残ってる逆逆鱗の場所だって僕は知っている。


今日は村外れの森に行ってみようと思う。

やっと"食べられる草"と"食べられない草"と"食べてはいけない草"と"食べて美味しい草"の区別が付いてきた。ほんと川崎さんには感謝だ。僕と彼女だけだったらまー確実に野垂れ死んでた。俗に"酷く低い確率"の表現として"海の右端と左端からボルトとナットを流してそれが海の底で偶然締まる"とかそんな言い回しがあるらしいが、川崎さんが居るところにぼく達が来れたのはそのレベルの奇跡だったんじゃないだろうか。

ただ何故川崎さんは一人で僕達を導けるようになれてたのかはいまだに謎なのだけれども。川崎さん天才だし考えてもしょうがないところはあるけれど。

と、そこに見知った女の子。


レリメーラー!(こんにちわ!)

「あ。れ…れりめらー(こんにち…わー)!」


近くのシマさんところのコンちゃんだ。人懐っこい娘さんでもっと何か話したそう。なのだけど、僕が挨拶以外の言葉はまだ勉強中だってことは知ってるみたいで、手だけ振ってそのまま別れる。ジェスチャーとかは割と共通してるんだよな。

じゃあ何故彼女とは日本語で喋れるようになったのかは謎なんだけど。川崎さんがそのうち解明してくれたりするんだろうか。


森に行って、シマさんところに"食べて美味しい草"を採って持ってくとお駄賃をくれて、それでツノさんところでお魚調達して、美味しく料理して、彼女の機嫌をとる。今日のミッション。RPG要素が無いこともない。


"愛猫をねこじゃらしで挑発したらいつになくすごい勢いで突っ込んできてすっげー頭突されて眼の前に白い星がたくさん飛び出してきて気づいたら知らない世界に何処だここ!"事件から3週間が経った。"週"の概念があるかも知らないが。

境遇として正直ロールとかプレイしてないとやっていけない気分、ではあるのだけど、幸運にも"多分すぐには死なない"状態にまではなれて、んでそれにも慣れて、自分の生来のお気楽さも手伝って、もうちょっとで村人Aくらいにはなれるのかもしれない。Aではないか。Lだ。あと猫B。


森の端に着く。

隕石が落ちてたり、隕石の中に女の子が入ってたり、その女の子と世界を救ったり、っていう展開もこの際あるのかもしれないけど、彼女なら可愛い子が一匹既に居るし、何はともあれとりあえず草だ。食べられる草を探すんだ。願わくば食べられて美味しい草を。

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