表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/30

ああ黄昏の都よ

ガブリエルブレインを手に入れたジャンヌ。

ひとつの冒険が終わった。


「じゃあ、またいつでも来てな」


「クエスさんこそ、大須に来てください」


「いや、まく朗ちゃんの家は坂祝なんやろ? なんでそこに招かんのよ?」


「聖地だからです」


「まあ、たしかにあそこは興味あるけど」


岐阜駅まで見送りに来てくれたクエス。このアニメちっくな修道女は駅中にいても、やはり目立つ。通りすがりの人々の中にはこのコスプレイヤーまがいの写真をパシャパシャ撮っていく人も結構いたが、彼女自身はまんざらでもなさそうだった。


「ウチもこれからは一層アクティブに動くことにするわ!」


「お金には気をつけて」


「わかってますよ、ジャンヌ様!」


本当にわかっているのかは不安である。

しかし、それよりも、本当は聞きたいことがあった。


少年を、クエスはこれから探しはじめるのだろうか。

彼女は、ずっとガブリエルブレインに縛られていた。使命を終えてもなお続いた呪縛。そこから今は放たれたのだ。


追いたいはずだ。

だから、その時が来たら力を貸そう。それはおそらく、私の今の使命が終わった後になるであろうが、その時は。


手を振るクエスと、高山方面の電車に乗るまく朗と別れ、その日の私は(ひと)りになった。名古屋に向かう快速いちばん後ろの車両に乗った私は、椅子にもたれてぼうっと窓の外を見た。


今日はたいへん疲れた。

久々に魔力も使ったし、階段も昇ったし、ガブリエルブレインの記憶にも触れた。


外の夕焼けの空に輝く太陽も、もうすぐ山谷(やまあい)に去りその身を癒すため(しば)しの眠りにつくのだろう。


さらば柳ケ瀬。

時に翻弄(ほんろう)された街よ。

その傷口が再び宝石に変わる事を願い、今日は別れを告げよう。


……


……と、大げさな言い方をしたが、うまくいけば自宅から1時間くらいで来れる距離なのである。実は結構近い。隣県だからそんなものなのだろうが、JR東海の便利さもよくわかった今回の一件なのであった。


<END>



本編は以上になります~

おまけがありますので、良かったら読んでくださいね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ