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伝説の格ゲー

元ゲーム雑誌記者、アーケードゲームの隠れた名作について語る。

かつて、ゲームセンターでは、様々な格闘ゲーム略して「格ゲー」が男達の心を熱くした。多くの人間が自らの闘争心の赴くままに強敵と戦い、最強を目指した時代。プロゲーマーが生まれた黄金の時代。


その中に、現在ではユーザーから伝説視される1つのゲームが存在した。


「ハイパーファイティングウオリアーズ(略称:ハイファイ)」


ウルシバラと呼ばれるメーカー製作した2D格闘ゲームで、見た目やシステムはこのジャンルの先駆け「ストⅡ」のシステムを踏襲している。当時は「ストⅡ」を模したゲームが他にも沢山出ており、各々個性を持つものの大抵は「ストⅡ」の劣化になるものが多かった。しかし、「ハイファイ」はそれらと一線を画する。


まず、格ゲーユーザーのニーズに応えた実に丁寧な作りであり、当時の人気格ゲーの欠点を隙なく埋めたゲームバランスは、この世界で極めて高い評価を得ている。また、操作感も抜群によく、初心者や不器用な人間にも楽しめるのが売りであった。更にキャラクターは個性的かつハイセンスで、どんなドット絵師を使ったのかと言うくらいきめ細やかなグラフィックも美麗で、「ストⅡ」や100メガショックにも劣らぬかそれ以上。


それは、神ゲーとよばれるレベルのものであったのだ。


しかし、そんな素晴らしい内容であったのに「ハイファイ」は流行することが無かった。その、最大の理由はゲームソフトの生産数が極めて少なかったことにある。なぜかと言うと、製作元のウルシバラがこのソフトを発売後、あっという間にゲーム事業から撤退してしまったためだ。その理由は、未だに明らかにされておらず。これを、コアなゲームマニアの間では「ウルシバラの謎」と呼んでいる。伝説のゲームと呼ばれる理由もその希少さによるところが大きいだろう。現在の販売の相場は何と12,0000円にまで高騰している。ゲームソフトとしては最上級のプレミア品といえよう。



かく言う私も、ゲーム雑誌に関係していたこともあり当然ながらプレイしたことがあるが、採点するとしたら10点満点を迷うことなく献上する。確実にプラチナ殿堂入り、だ。


ちなみに、好きな「ハイファイ」のキャラを1人上げるとしたらファーロンだろうね。強キャラな上あの太ももがたまらない!

特に大キックが最高!



(著: 株式会社ゲーメント取締役 中村 章法)






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