モブキャラの扱い方
俺幸せいきなり何いってんだよ?と読者は思うだろ。
だってそうだろ第2の人生たのしまなきゃ損だろ。
いつまでもクヨクヨしていられない。
刀に憑依していいこともあるんだよ。 例えばだって?
女の子の生足が近いのだ。違うなめっちゃくちゃ見放題これが正しい。
生憎と神聖な領域までは視点が上がらないのだがもう満足。ハイ。
キッドはイケメン=モテモテ=寄ってくる。 もうこの式がなりたっちゃう。
今もコイツの両脇には女の子がいる。
いい足してるな。女の子特有のいい匂い、男とは違うすね毛が一本もない。
それにしても、キッドはホントに女に興味ないんだな
さっきから「あぁ」とか「まぁ、そんなもん」しか喋ってなしし。もっと会話はずませろよ。
会話のキャッチボールが全くできないとそんなことを思っていると俺の耳に
絹をきりさくようなか細い弱々しい悲鳴がきこえてきた。
“おい、女の子の悲鳴が聞こえた。”←念話
“俺には聞こえなかった。”
“んな、冷てぇこと言うなよ。”
“で、俺にどうしろと”
“わかんねぇのか。助けにいこう。”
“なんで”
“この場から離れられるぜ。”
“なら行く。”
んなに嫌だったのか。
いきなり走りだそうとするキッド。だめだコイツ全然分かっていない。
こういう時女子生徒には、アフターケアーが必要なんだよ。
俺の手(柄から伸びている縄っぽいの)が手みたいに動かせるので、よしよし\(・_・)しようとしたら。
キッドがいきなり走りだした。 あらあらあらら、若干届かなかった。いきなり走り始めたせいで酷い縦ゆれにあう→頭ではなくスカートの方に手が伸びる→スカートめくり→脱兎のごとく逃走するキッド。
えっパンツの色?それは読者のみなさんのご想像にお任せします。これだけ見るとただの変態だツッコムべきかツッコまないべきか考えたがツッコまないことにした。
別にエロい意味じゃない。キッドにツッコまなかっただけだ。だからエロい意味じゃない!!
せめて、女子生徒の恥じて赤くなった顔を拝めたがったがすぐに左折したため見れなかった。
なんか後ろから超えがきこえてきたが無視無視。ここからは少し省略します。
とりあえず敵にエンカウント。敵まで4~5mまで接近。
現場は前世でも見慣れた不良に絡まれた美少女ここまではテンプレ展開だな。
おぉいきなりキッドが刀(俺)を構える。
“よし、やっちまえ”とモブキャラみたいな台詞口にする俺。
キッドは上段の構えにまでもっていく。
“どうするキッド、ここからじゃ届かないぞ。”
“ノープロブレム。問題ない。”自信満々に答えキッド。
その時、俺の中の中二病スイッチがONになる。
“そうかコイツ、魔力を刀に溜め、衝撃波みたいなものを出して、敵を倒すのか。”
でも大丈夫なのか刀身はまだ鞘に入っている。この状態で衝撃波は出るのか?
いやここはキッドを信じよう。何とかしてくれるだろう。そう俺は2~3秒前までそう思っていた。
だが真実は小説より奇なり。
キッドは「ハッッ!!」威勢のいい声とともに刀を振り下ろす。
その後に続くビュウンっっという風を切る音とベチャという何か当たった音。
そして、敵は倒れ・・・倒れない?!
俺はなぜか身体感じる生温かい物それがだんだんと固まっていく感じ、
二重の意味できもち悪い。その正体を知ったとき、死にたくなった。もう死んでるんだけどね。
「おぉすげぇ~~」感嘆とした声を漏らすキッド。
「いや、さっき俺の頭の中に鳥のフンが落ちてくる映像が見えたから、スタンバっていたら実際に落ちてきてびっくりだ。」
つまり、キッドの言うことをまとめるとこうだ。
突然自分の頭に鳥のフンが命中するビジョンが見えたから、これ俺の力『見切り』だな
落ちてきたら刀(俺)で防ごうとおもっていて、上段の構えでずっと待っていたという。
そしたら、鳥の糞が落ちてきた。読者の方フ~ンじゃないからフンだけに。
“てめぇ、この身体何に使ってくれとんじゃ。ボケぇ。”
“わりぃわりぃ、メンゴメンゴ。”全く反省の色が見えない(_ _ )/
頭にきた俺は、キッドの制服にフンをつけるためにキッドの手首にガッチリ俺の手を絡ませだんだん近づく。さすがにこれには、焦るキッド。
キッドは手で引きはがすことはできないと考えた(さわりたくない)。
なので、腕を上下に大きく高速で振ることにした。
この世界にも遠心力は存在する。
そして今刀と人間の醜い争いが勃発。
「早く離れろ」
「お~断~わ~り~~じゃ~~。」
キッドも俺も全力の力をだしている。
俺は気力でしがみついているが、いかん、もう限界が近づいてきた。
だんだん縄がゆるくなってきいき、遠心力に負けた俺は当然吹っ飛ばされていく。
ヒュウ~~と風を切り裂いていく音がドップラー効果で近くに聞こえたと思ったら、遠くに聞こえる。
ここで俺の主人公パワーが発揮される?
そのまま不良の頭に激突。不良失神。あら任務完了。
キッドはまだ若干痛むのか手首をさすりながら、向こうから歩いてくる。
「君けがとかしてない?」作り笑いしながら女の子に手を伸ばす。
女の子は頬を少し赤くしながら「べ、別に助けてほしいなんて頼んでないでしょ。」
といいながらもキッドの手をしっかり握り立ち上がった。
おれにたいしては、バイ菌にさわるようにおそるおそる手を伸ばしてくる。
“別に噛んだりしないよ。”
“フンつけられたらたまんないから。”
“つけねぇよ。”
そうして刀と人との醜い争いは決着はがついたのでした。
もちろんフンは綺麗に拭き落とされたからね。
だからフ~ンじゃないよ。
ツンデレ調教やっていくぜ