表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/10

学校へいっこう

 さて、現実を受け止めたところで朝食タイム。

俺刀だからかな?お腹が全く減らない。これがホントの朝食なくて超ショック(゜◇゜)ガーン。

はい、すみません。朝から血圧高くてすみません。キッドは俺を向かい側の席に俺を置きたのしいたのしい会話の始まり始まり。

「キッド両親は?」

「母死亡。父殺す。」

はい、終了。「なんかゴメン。」「いいよ。気にしてないから。」

一気に朝食が重くなってしまった。俺は空気を読んで自粛。

全然気にしていないのかキッドの口からぽつりぽつり言葉が紡がれてくる。

その内容をまとめてみる。

 

10年ほど前父親と母親とキッドは仲良く暮らしていました。 ある日隣の町まで買い物をする必要があった父親は、キッドと一緒に買い物にいきました。そして、母親は留守番することなりました。

 キッドが父親と買い物しているとき、母親が留守番している家に大変なことが起こっていました。


家に強盗が入ってきたのです。強盗は、母親を殺して金目のものを盗んでいきました。

キッドが帰ってきた時には、もう・・・。


それからというもの。父親は狂ったように研究をするようになったらしい。毎日遅くまで実験室にこもり何かをするようになった。

父親が研究していたものそれは「蘇生魔術」。その魔法は禁術だ。その魔法を行使した者は、重罪に掛けられるそうだ。

 ある日研究室から出てきた。


彼は、街にフラフラ出て行った。


 そして事件は起きた。戦略級魔法を使った。街を一瞬で壊滅させた。たった一人で・・・

後でわかったことだが、父親は亡くした妻を生きかえらせたかったらしい。数万人の犠牲を払ってでも・・・

まだまだ続きはあるのだが今日の話は終わった。そして、父方の祖父に引き取られた。そこで、昔話は終わった。


       閑話休題


 俺は刀だが、涙がでてきたといった方がいいのか。悲しみが胸の底からこみ上げてくる。

「ヒッグ、おま゛え苦労したんだな。」

「泣いてるのか?」「うっせぇ」


キッドは小さな小さな声で「俺のかわりに泣いてくれてありがとう。」そういったように唇を動かしたように見えた。


 さて話は今度は俺に移る。今俺は刀に捕らわれの身になっている(憑依)。


「気になってることがあるんだけどさぁ~。刀に憑依したからには、この刀曰く付きの物なんじゃないの?」


「よくわかったな。その刀はな・・・ゴクリ なんと鞘から抜けないのだ。」


「予想の斜め45度キター(・3・)おいおい主人公補正!!がないだと。」


「さっきから何を言ってる?その刀はな正真正銘の魔剣だぞ。一度(ひとたび)抜けば血を吸うまでは鞘に戻らない魔剣だぞ。まぁ抜けないんだけどね(ボソ)」


「あああぁぁ終わりだ。早くも主人公の役が今この物語から消えようとしている。キッドなら見捨てないよね。」


「えぇぇ(露骨ないやがり方)」


「お願い見捨てないでくださいませ。orz」鞘のさきっぽから伸びてる縄?糸?を手のように動かし足に必死にしがみつく。


「まぁこの話は置いといて\(^^\)」険しい顔つきになる。


「お?どうした。トイレかトイレなら早くいっといれ・・・」一気に寒くなるリビング。


「・・・・」


べ、別にギャグに反応してもらわなくたって、悲しくなんかないんだからね。勘違いしないでよね

さっきキッドが顔を険しくしたのは、今日から学校に通わなければならないことをついさっきまで忘れていたかららしい。

ちなみに引っ越してきたばかりなので、今日から転校生らしい。



さらにさらに、引っ越す前までは幼なじみがいたという。

何、早くも幼なじみ属性が消えただと。


「何バカなこと考えているんだよ。ほら学校いくぞ。」呆れた声でいうキッド。

「そうだな。んじゃ手っ取り早くシャバに行こうぜ。」


俺の異世界転生はまだ始まったばかり、いつまでもクヨクヨしてられない。

次回モブキャラの扱い方

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ