表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/10

転生万歳!?

フフフ…。遂に退屈な普通の世界から解き放たれ、魔法、剣、銃、美少女ありの世界に異世界転生だあぁぁぁ。

とそんなことを考えていると顔のニヤケが止まらなく…。んン、顔の表情が作れない!? いや、待て顔の部位を動かすことができない。

とりあえず声?みたいなのがだせるらしい。

「あー、テステス、本日は快晴ナリ、本日は快晴ナリ。」とふざけていると。

俺の頭の隅?俺のすぐ隣りから「うるせぇな。」と声が聞こえる。


明らかに俺の声じゃない。だれかの声だ。

ここで働く俺の妄想スイッチ。

お神さんは俺の体にもう一つの魂を目覚めさせたのではないかと、だがこの淡い期待は直ぐに切られるのであった。


モゾモゾ(ベッドから起き上がる音)

ぺたぺた(フローリングの床を歩く音)

そして、今俺の前にスラリとしたキレイな足があります。それ以上上が見えません。


かりポリかり(多分頭と腹をかいてる音)

ふぁあ〜あ(大きい欠伸)

「お前かさっきからテステスいってる奴は」起きたばかりの緊張感のない声でいう。


しかたないので自己紹介

「死んで哀れにおもったお神さん(メンドクサイから異世界に飛ばしたのだろう。)が異世界転生させてくれたんだ。」


「ふぅ〜ん。刀に転生させてくれたんだ。」

ここでまさかの爆弾発言。

「ちょ…えっ!?俺レイモンド・キッドに転生する予定だったんだけど。」


「キッドは、俺。お前は刀。はい終わり。」

ここにきてようやく目がさめたのだらう。さっきと違いハキハキしてきた。

まだ信じられない俺は、その言葉を受け入れずにいた。


証拠を見してやるというばかりに刀(俺)を持ってご丁寧にも鏡の前まで行ってくれた。

確かに隣にいるのはお神さんに見して貰った写真とまるっきり同じの美青年。一方刀の俺は古びた日本刀って感じを醸し出している。


俺は叫びたい。生身の体を持っているならこう叫ぶだろう。


「どこが王道で始まっいるんだ!!? 俺の状態は転生じゃなくて憑依じゃねーか」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ