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第四章:夕日の屋上 届かない想い

シーン1:カズヤの赤裸々な想い

星ヶ丘高校、2年B組の教室、昼休み

教室の喧騒の中、僕は窓際の席で縮こまって弁当を食べてる。藤崎ハルト、気弱で目立たないのが僕の生き方。でも、最近、音楽部とミアの二重生活で心臓が休まる暇がない。

「うう…僕、いつまでミア続けられるんだろ…」

そこへ、大沢カズヤが教室にドカドカ入ってくる。黒髪短髪に緩いネクタイ、いつものバカっぽい笑顔…じゃなくて、今日はなんか顔が赤い。カズヤ、僕の隣の席にドスンと座って、スマホを手に目をキラキラさせてる。

「ハルト、聞いてくれよ! ミア・ステラ…マジで天使だろ?」

「ひっ!? え、う、うん…ミア、すごいよね…ハハ…」

カズヤのミア愛、いつものテンションかと思ったら、今日はなんか違う。

「いや、ほんと、ミアの歌、ライブで聴いたら…心臓バクバクでさ。なんか、俺…ミアのこと、好きになっちゃったみたいなんだ…」

カズヤ、顔真っ赤で頭かきながら呟く。教室の女子が「え、カズヤ、恋!?」ってキャーキャー騒ぐけど、僕、弁当のおにぎり落としそう。

「す、好き!? ミアのこと!? え、うそ、でしょ…?」

僕、声震えちゃう。だって、ミアは…僕なんだから! カズヤの恋心、めっちゃ嬉しいけど、めっちゃ複雑! カズヤ、目を潤ませて続ける。

「あのキラキラな笑顔、透き通る声…ミア、絶対いい子だよな。ハルト、お前、なんかミアのこと知ってそうじゃん? 頼む、一生のお願い! ミアに会わせてくれ!」

「し、知らない! 僕、ミアなんて…全然! ただのファンだし!」

必死で否定するけど、カズヤの真剣な目に見つめられて、胸がギュッと締まる。カズヤ、僕の肩掴んで頭下げる。

「ハルト、頼むよ…俺、ミアに気持ち伝えたいんだ…」

「う、うう…ご、ごめん、カズヤ…ほんと知らないんだ…」

カズヤ、肩落として「そっか…」って呟く。その背中、めっちゃ落ち込んでて…僕、心がズキズキ。カズヤの恋、応援したいけど、ミアは僕だから…どうしたらいいの!?



シーン2:謎の手紙と屋上の約束

数日後、朝の教室

いつものように、僕、机でボーっとしてる。カズヤ、最近ちょっと元気ない。ミアへの恋心、教室でバカにされて、音楽部でも「ミアにフラれるぞ!」なんてイジられてるみたい。

「カズヤ…僕のせいで…うう、僕、ひどい奴だ…」

そんな時、カズヤの机に白い封筒が。カズヤ、開けて読んだ瞬間、目をキラキラさせて叫ぶ。

「うおお! ミアから手紙! 『放課後、屋上で待ってます ミア』だって!」

教室が「え、うそ!?」「ミア、星ヶ丘に来た!?」って大騒ぎ。僕、冷や汗ダラダラ。

「え!? ミア!? 手紙!? 僕、書いてないよ!?」

心の中で絶叫。誰だ、この手紙!? ミナミ姉貴!? それとも、リコの罠!? 僕、頭パニック。

「うう、僕、ミアとして現れなきゃ…カズヤ、めっちゃ期待してる…でも、バレたら終わりだ…!」

急いでミナミ姉貴にLINE。「姉貴! 手紙、姉貴の仕業!?」

返信:「ハルト、何!? え、手紙?わ、私、知らないよ…。でも、チャンスじゃん! ミアで出て、カズヤの恋、キラキラに終わらせな!」

「ムリムリ! 僕、気弱すぎるって!」

でも、カズヤの落ち込んだ顔、思い出すと…放っておけない。



シーン3:屋上の対面、ミアの告白

星ヶ丘高校、屋上、夕暮れ

夕陽がオレンジに染まる屋上。フェンス際に、ミア・ステラが立ってる。ピンクのウィッグ、キラキラのドレス、コンタクトで青く輝く目。…つまり、僕だ。

「うう…僕、こんなとこでミアとか…バレたら死ぬよ…」

モジュレーターは予備でポケットに。ミナミ姉貴の特訓で女声も出せるようになったけど、緊張で声震えそう。 ガチャッ! 屋上のドアが開き、カズヤが息切らして現れる。制服のネクタイが乱れて、顔真っ赤。

「ミア…! マジで…ミア・ステラ!?」

カズヤ、目をキラキラさせて近づいてくる。僕、ミアとして微笑むけど、心臓バクバク。

「えっと…カズヤ、だよね? ミア・ステラ、キラッ☆と登場!」

ウィンク投げるけど、ウィッグのピンがチクッて痛い。やばい、ズレないで! カズヤ、深呼吸して叫ぶ。「ミア! 俺、お前のことが…大好きなんだ! ライブの歌、笑顔、全部! 俺、ずっとお前に伝えたかった!」

「ひっ!? す、好き!?」

僕、ミアの声で返すけど、内心パニック。カズヤの真剣な目、めっちゃドキドキする…! でも、僕、男で…ミアは偽物で…!

「カズヤ…気持ち、めっちゃ嬉しいよ…キラキラな想い、ミアの心に届いた!」

ミアのキラキラ笑顔で言うけど、胸がズキズキ。カズヤの恋、こんな純粋なのに…。

「でも…ごめん、ミアには…好きな人がいるの…」

僕、ミナミ姉貴のアドバイス通り、ソフトに断る。カズヤ、顔がサッと青ざめる。

「好きな人…? 誰…?」

「えっと…それは…ミアの秘密なの。キラキラな心、守りたいから…」

適当に誤魔化すけど、カズヤ、急に目をギラッとさせる。

「待てよ…好きな人…ハルトか!? お前、ハルトとめっちゃ仲良いだろ!?」

「え!? ハ、ハルト!? ち、違うよ! ハルトは…ただの…友達!」

僕、焦って否定。なんで僕!? やばい、頭こんがらがる! カズヤ、頭抱えて叫ぶ。「くそっ! ハルト、ミアのそばにいるなんて…俺、負けねぇぞ!」



シーン4:影のフィクサー?ミナミ登場

カズヤ、目を潤ませて屋上を走り去る。夕陽に映る背中、めっちゃ落ち込んでる…。

「うう…カズヤ、ごめん…僕、ミアだから…」

僕、ミアの姿でフェンスにもたれて呟く。カズヤの恋心、ちょっと嬉しかったけど…僕がミアだなんて、絶対言えない。なのに、カズヤ、なんで僕をライバルに!? そこへ、ミナミ姉貴が屋上に現れる。ニヤニヤしながら拍手。

「ハルト、ナイス! カズヤの恋、キラキラに終わらせたじゃん! でも、ハルトがライバルって、めっちゃウケる!」

「ウケないよ! 僕、カズヤのこと傷つけた…しかも、変な誤解されて…!」

ミナミ姉貴、笑いながら肩ポン。「ハルト、ミアとして輝いたんだからOK!」

頭抱える僕。この先どうなっちゃうの…?



シーン5:三角関係の始まり

数日後、音楽部室

カズヤ、元気ないまま部活に来る。僕、気まずくて目を合わせられない。

「カズヤ…あの、ごめ…じゃなくて、元気出してよ…」

「ハルト…お前、ミアのこと知ってるよな? 好きな人って…マジで誰だ?」

カズヤの目、めっちゃ真剣。僕、冷や汗で誤魔化す。

「ぼ、僕、知らないって! ミア、スターだから…謎多いし…!」

カズヤ、ため息。「ミアの好きな奴…俺、絶対負けねえ。ハルト、お前いい奴だけど、恋愛は別の話だからな!」

「え、う、うん…わかった…?」

僕、心の中で泣きそう。カズヤ、僕にライバル心燃やしてる…! ミアとハルトとカズヤ、めっちゃ変な三角関係!

夜、ライブハウス「スターダスト」。ミアとしてステージに立つ僕。カズヤ、最前列で目を潤ませて見つめてる。

「キラキラの夢、つかまえて…ハートに火をつけるよ!」

歌いながら、思う。カズヤの想い、ミアとして受け止めたかったけど…僕、ただのハルトだから。

星空の下、ミアのキラキラとハルトの気弱さが、奇妙な恋の物語を紡ぎ始める。(つづく)

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