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風規の枕もと


お母さんの美聖とはなしをしたあと

風規のユメに入り、語りかけるりお

風規は寝ぼけているのか、本音か

いつもよりまっすぐなキモチをりおにぶつける

そんな風規に戸惑いながらも少し嬉しいりおのようです


………


いっぽう

ここは風規のフィールド…


「あーみん

ありがとー」


夢のなかでも寝てる。。

疲れが溜まってるのかなー

…さてと

ふう、起きて…と、と…

しばし、寝顔を拝ませてもらおかな


りおはしばし、風規のきれいな顔を俯瞰する


うーん

やっぱりふうはきれいだなー

眼福、眼福

もってうまれたものが違うね

このままずっと見続けたいよ


ふう

駆けつけてくれてありがとね

さっき、おかあさんからきいてすごく嬉しかったよ

お仕事大丈夫?

わたしが急に倒れてごめんね

ほんとに心配かけたね

いつも一緒にいてくれてありがとう



りおは風規のほっぺをつんつんする



さってふうくん

そろそろ起きようか

りおの元気な姿をみて安心したまえ



ちょっと強めにつんつんする



[ん?

あ、りお?

あれ?

これは夢か]


うーん

正解

残念ながらほんとのわたしは下で寝てるよ


[あ、夢って

それが夢?

りおが倒れたのは夢じゃない?]


うーん

そうなんだよ

わたしが倒れたのはほんとなんだよ


[そっか

そうなんだ

それでボクの夢にりおがきてくれたのか…


りお

会いたいよ

早く戻ってきなよ]



風規がりおを抱き寄せる



ちょいちょい

ふう

痛いよ

ふう

キャラが違う

寝ぼけてる。。


[違わないよ

ボクはいつもりおと一緒にいたいんだ

夢だからいいんだよ

ほんとのキモチだから]


いや

夢だけど夢じゃないんだよ

わたしはりおの魂なんだ

ちょっとふうに今の状況を話したくてきたんだよ


…そうかそうか

そんなにりおに会いたいって

りおさん嬉しいよ

だけど痛いからそろそろはなしてね

ちょっとはなしをきいてほしいかな



[わかったよ

ごめん

夢だけど夢じゃない?

よくわからないけど

りおの魂ということはキミはやっぱり

りおなんだね

理由はわからないけど

身体から魂だけ抜けちゃったってこと?

ここにきてくれたってことは

ちゃんと元通りのりおに戻るということでいいのか

もとのりおに戻るなら信じるよ

で、ボクはなにをすれば、りおは戻る?]



おおー

ふう、ありがとう

りおのこと、そんなに想ってくれてて

かんどーだよ

ふだんのふうは全然そんなこといわないから

ちょっと不安なトキもあるんだよ

いやーりおさんほんとに嬉しいよ

ふうのキモチがきけて

逆にあーみんに感謝かな?


[りお

ちゃかさないでよ

ボクはいつも真剣だよ

ボクはなにをすればいい?]



ごめんごめん

ふうはなんにもしないでいいよ

わたしを信じて待っててくれたら嬉しいな


さっきおかあさんともはなしてきたんだ

だからこのあと目が覚めたら

おかあさんとこんな夢だったって

ふたりで確認しあってほしいんだ

そうすることで

いまこの夢で起きていることが真実ほんとだってわかるし

りおが戻ってくるって確信がもてると思うんだ


そして戻ってくるまで

ふたりで待っててほしい


あ、りおの身体をちゃんと保持しといて

それだけお願い


…あー

それと

意識がないのをいいことに

りおの身体にあれこれしないでね


わたしの知らないトコでヘンなこと

絶対しない

したら絶交だからね

チューもしちゃダメだよ

嬉しいことはわたしの意識あるとこで

ちゃんとしてほしいからね


わかった?



でもほんとに信じられんよねー

わたしも最初はわけわからんかったもん




[わかったよ 

りおを信じる。

だけど、ほんとになにがあったの

さっき、『あーみん』とかなんとかいってたのも

関係ある?]



そーだね…

そしたらあーみんにもきてもらったほうが

はなし早いかなー





ここまで読了いただきありがとうございます

風規からすれば、りおがいきなり目を開けなくなって

しかも原因がわからないなか

ユメとはいえりおに逢えてホンネを漏らすっていうのは

当然の流れなんでしょうね

なかなか王道な展開です


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