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『神さまのはたらきかた改革』


りおとアルテミスは温泉旅行にきています

アルテミスにとって初めての温泉

い・き・か・え・る くらいきもちよかったみたいです

天上界にもさまざまな温泉ができる予感



……………

………




「あーみん

おつかれさまー

着いたよー

三朝みささおんせーん」



「おーありがとう

温泉だねー


楽しみだー」



「ね、まずさ

部屋で、お茶飲んだらさっそく入ろうよ」


「うん

はいろーはいろー」



………

………



「はー

きもちいい…


これが温泉ーーーはーー


いいよねーあーわかるーー

い・き・か・え・るーーーー」



「ねー

いいでしょー

自分で自動リラクゼーションするのとは全然違うでしょー


あーーそういえば

わたしはあーみんのおかげで

ほんとに生き返ったよー」



「あははははー

ほんとだよね


わたしでよかったよねー


わたしも、りおりんとのトラブルなかったら

きょうここにくることはなかったしねー」



「そうだよ

まさか

命懸けをことば通りにとって天上界に連れて行ったり

間違えて10倍ポイントくれたりするような

おっちょこちょいの神さまが最高神だしねー」



「あははは

それもすべて

ゼウスじいちゃんとりおりんの策略です」



「策略って…

まぁ策略だよね


実際あーみんが最高神になってよかったよ

だけどまさか、ひゅー(ヒュブリス)とふたりが

最高神になると思わなかった


それに、ひゅーから執行部のはなしがでるのは

もっと意外だったなぁ」



「そうだよねー

わたしは最初から

最高神になったら

ヒュブリスさんやほかの3人とで

執行部として天上界を運営しようと思ってたから

ちょうどよかったです


でもヒュブリスさん自ら

執行部は5人

ゼウスじいちゃんも参与として残ってほしいって

そんなこといいだすとは思わなかったです」



「だよねー

ほんとにひゅーはあの『コエノカタマリ』の時に

考え方が変わったんだね

びっくりだよ」



「ねっ

おかげで

すごくスムーズにものごとがまわってるよ


ヒュブリスさんはもともと実力者だから

すごく助かる

率先して改革に手を回してくれているし

最高神の仕事自体5人のシフトを提案してくれたから

わたしがここで、りおりんと笑っていられるし

ヒュブリスさんも風規さんのとこにいることができるし…」



「それっ

『はたらきかた改革』にAIの導入が不可欠だからって

なんでひゅーがふうのとこに入り浸りなのさ


なんかそれ以上のこと感じるんだよね


ふうはわたしだよ


ひゅー

来てもいいけど

来すぎなんだって」



「はははっ

おかげで『はたらきかた改革』だけでなくて

インフラもすごいスピードで整備されてます

電気も通ったし

電車もできました

テレビやネットは

地上からなんかうまいことひいているみたいですし

風規さんのおかげで天上界はみちがえました」



「ふうのおかげでじゃないよ

もう」




………

……………





「なんか

一瞬寒気がした。。」



「お、大丈夫か

きっとりおがなんかいってんじゃないか?

風規

いつもありがとな

たまにはりおと絡まんと

(←おまゆう)」



「ありがと

だけど、いまは天上界のインフラや

『はたらきかた改革』が優先だよ

りおのお礼にボクはそっちで天上界に貢献したいからね

それにいまは

アルテミスさんと一緒に温泉にいってるんじゃないかな」



「そうか

アルテミスと一緒なんだな

ま、オレもりおには世話になったからな

温泉楽しんでくれていればいいな


お、こんどオレらもどっかいこう」



「そうだね

AIのこと落ち着いたらいこうか


そうそうそれでAIのこと

AIで大事なのはプロンプトなんだ


AIはいわれたことを忠実に実行するから

どれだけ的確なプロンプトを与えられるか

ちょっと意味合い違うかもしれないけど

どれだけ正しくサンプリングするかだと

ボクは思ってる


少し前にこんなニュースがあったんだ

『生成AIがズルをする』ってね

将棋とかの世界で生成AIが負けそうになったら

ズルをしたってニュース


あくまでこれはボク流の解釈だけど…

AIは場面場面で一番勝つ可能性の高い手をうつ

その際に参照するのは過去の棋譜

人間では到底及ばない無数の棋譜を勉強してて

そのなかで最善手をみつける

この最善手は過去の棋譜のなかにあるということだ

で、その最善手が実はズルだったとすれば…

過去にズルで勝った棋譜があるってことじゃないかと

そのときの人間は巧みにバレないように

ズルを隠したから見つからずにズルで勝ったけど

AIはズルだと知らないから隠さずに最善手としてうつ

人間であればバレないように隠すけど

AIはそんなことしないから

『このAIズルしてでも勝とうとしてる』

ってニュースになったんじゃないかな


ごめん

わけわかんないこといってるかも」



「いや

オレはわかるよ

そうだな

オレもそうだと思う


AIは正確だ

だから隠してたこともそのままだしちゃうってことだ


キモはプロンプトと正しいサンプリングだな


風規のいうことは

わかりやすいな


オレはAI自体は人間界ですでに成熟したと思っている

ただ、まだプロンプトとサンプリングはこれから

余地があるとも思っている

天上界でこれらを成熟させて人間界に逆輸入すれば

人間界の発展にも貢献できるな


まだまだおもしろいことができるとオレは思うよ

風規

これからも人間界と天上界、共有しあって発展させよう


よろしくな」




……………

………



「いい湯だったねー」



「うん、いい湯だった

天上界にも温泉持ち込むよ」



「そうそう

ぜったいあった方がいいよ

ここ三朝温泉はね

3日通うといいことあるよってことで三朝温泉なんだ

温泉にはいろんな種類があってね

日本には、ほかにもたくさんの温泉があるから

これからも、もっといろんなとこにいこうよ

気にいった温泉を天上界につくるのだ」



「そうだねー

りおりんよろしくねー


そうだ

そういえば

2週間の選挙期間中

天上界紹介して回ろうとしたら

部屋に閉じこもって

小説かいてたねー


アレって新作?」



「そう

実はわたしも新しい試みしたくてさ

BLでない小説書いてたんだ


『神さまのはたらきかた改革』


フィクションだけどほんとはノンフィクションてね」



「『神さまのはたらきかた改革』?…


…あー、もしかしてわたし?」



「そうですー

ちょっと事実を小説にしちゃったよ


ちょうど懸賞があってさ

違う分野のも書いてみたくて

あんなこともあったし…


締切がね

選挙の3日後だったから

帰ってからじゃ間に合わないと思って

あの期間に書いたんだ

スマホのメモ機能つかってね


残念ながら

入賞もしなかったのかなー

音沙汰ないんだけど

おっかしぃなぁ」



「ダメだよー

りおりん

バレたらどうするの?」



「大丈夫だよ

だれもノンフィクションだと思わないし

せっかくだからワタシ的には体験記みたいな…」



「もーー」



「あ、三朝ここ

ヨーグルトがおいしいんだよ


あーみんヨーグルトたべたことないでしょ

ちょっと外でてさ、たべにいこうよ

射的もあってね……


あ、あーみん

射的って得意だ


よし最高点目指していくよー」



「わかったよー

いこういこう

わたしの腕前みせてあげますね」



……………

………



(おわり)




さいごまで読了いただきありがとうございました

これにて『神さまのはたらきかた改革』はひとまず

めでたしめでたしです


ちなみに三朝温泉の射的場では

アルテミスが歴代1位の最高点をたたきだして

ゲーム盤の景品を手に入れたとか。。


それはさておき

この作品ではいろいろな要素を直接的、間接的に

散りばめたつもりです

(直接的すぎるとの声もチラホラ)

いずれもアルテミスのまっすぐさ

ヒュブリスのムーヴメント

りおの戦略

モブも含めてみんなが同じ方向をみながら

建設的に進むこと

そんなことが大事かなーって思うのですよ


長くなりましたが

なんとかまにあってよかったー(←なにに?)

え、7/23にですよ。。

ありがとうございました


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