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『コエノカタマリ』アルテミス


『コエノカタマリ』の収録です

ヒュブリスが真っ先に収録し、場を支配すると思いきや

まずはモブ3人から録りました

そして4人目

アルテミスです



ヒュブリスがまっさきに

『コエノカタマリ』にいくと思われたが

なにか考え込んでいるよう


まずモブ3人が『コエノカタマリ』を録った

(えっ?もしかして1行でまとめられてる?)


そして4人目はアルテミスが向かった




「失礼します

アルテミスです」



「あ、4人目はあーみんだ

あーみんおつかれさま

さっきはごめんね

でも、ヒュブリスさんも

思ったよりいろいろ考えていそうだね

さすがにこの5人の中にいる神なんだと思ったよ


さて

わたしとしてはもちろんあーみんを応援してるし

ほんとは有利に誘導していきたいけど

ここではわたしは平等な立場だよ


わたしの質問は5人みんな同じ

あくまで候補者の考えやしゃべった内容が

ピックアップされるように収録するよ


あーみんは選挙だとか

ほかの候補者のこととか考えないで

自分の思いや考えたことをそのまま

しゃべればいいと思うよ

ほんとに大変なことにまきこんじゃってこめんね」



「ううん

わたしは最高神になりたいと思ったこともないですし

自分から先頭にたって改革をしたいと

考えたこともないです

だけど、ゼウスじいちゃんの思い

りおりんが話してくれたこと

わたしが日々思っていたことを明確化してくれました

だから『コエノカタマリ』で伝えますが

わたしはこの天上界も地上も

すべてのみんなが幸せになる仕組みにしたい…」



「ストップ

じゃあ、『コエノカタマリ』を録ろう

想いはそこでしゃべってね

よし始めるよ」






ーここから『コエノカタマリ』の収録ですー

りおはインタビュアーに徹します




「はい4人目はアルテミスさんです

アルテミスさんこんにちは」



「はい、こんにちは」



「ゼウスさんが最高神を後進に継承するということで

今回はその選考会となります

ゼウスさんのお考えもあり

今回はゼウスさんの指名ではなく

選挙により全神に最高神を選んでいただきます


この『コエノカタマリ』は

投票される全神の参考になるように

5人の候補者に同じ質問をし、同じ流れで進めます


アルテミスさんは

わたしの質問に答えるカタチで

おきもちをお伝えください

よろしくお願いいたします」



「はい」



「では初めに

アルテミスさんの現在のお仕事や

普段の生活を教えてください」



「はい

わたしは地上の人間20000人の見守りをするのが

仕事です

5人のチームでシフトを組んでいます

わたしはこの仕事が好きです

担当する20000人全員の幸せを願っています


20000人全員の願いを確認し

それぞれの願いのポイント設定をして

20000人全員の行動に対してポイントをつけていく

担当する人間がポイント達成したら

願いを叶えるようにフォローして……


願いが叶ったときの人間の笑顔が好きです

笑顔をみると、この仕事をしててよかったと

思います


だけどわたしはまだまだ未熟です

すべてに対応ができずに漏れてしまう願いもあります


それに失敗もあります

この間はポイントの判定ミスが原因で

人間のいのちを奪いかけてしまったこともあります

その時は仲間にシフトを代わってもらい

謝りにいきました

決して起こしてはいけないミスで

このミスは今後起こさないように

しっかり胸にきざんであります

みなさんのおチカラをかりて

まだ確定していませんが

その人間は元の生活を取り戻せそうです


そんなミスがあったり

まだまだ力不足ですが

わたしは全力で20000人全員の願いを叶え

全員を笑顔にするように働いています



普段の生活…

そうですね

仕事が終わると身体がぐったりです

なので、できるだけ休みをとるようにしています

時折、人間界のネットやテレビ、本を楽しんでいます」




「ありがとうございます


続いて

アルテミスさんはなんで最高神になりたいのですか

最高神になった際は、どのような取組をしますか

アルテミスさんが最高神になることにより

全神はどんなメリットを享受できますか」



「はい

わたしが最高神になりたいのは

いまの天上界を見直し、変えていきたいからです


特に仕事面

先ほどわたしの仕事をお伝えしました

仕事を完璧にできずに、まわりに迷惑をかけています

人間界にも迷惑をかけています


そして仕事が終わった後はぐったりで

余暇を楽しめていません


一番の原因はわたしのチカラ不足ですが

仕事量が多いことも一因だと感じています

だから最高神になったら仕事の見直しをします


すべての仕事をひとりでするのでなく

仕事の仕分けで、ひとつの仕事に集中できます

見直しは複合的に行いますが

大きな部分としてAIの導入を考えます


たとえば、わたしの仕事でいえば

ポイント計算や判定などの大半を

AIに任せることが可能だと思います

わたしは20000人のフォローに集中する

そうすることで

仕事のクオリティは格段にあがると考えます


また、疲れも抑えられ、余暇を楽しめるようになります

こういった『はたらき方改革』をすることで

QOLの向上も可能と考えています


仕事面だけでなく

天上界のインフラの充実もしていきたいです


みなさんは能力チカラでなんでもできます

だからインフラは必要に感じていません


ただ部屋を明るくしたり

テレポーテーションしたりするのに

少なからず能力チカラを使います


人間界みたいに交通期間や居住空間

ネットやテレビ、遊園地みたいな施設があったら

便利になると思います

特にネットやテレビ、遊園地、温泉などは

受動的に流れてきているものを楽しんだり

みんな共用の施設を利用して楽しめます


自分のチカラを使うのでなく身を任す

そんな不思議な感覚が

これもQOLの向上に繋がると思います


わたしは最高神になり

たくさんのことを変えていきたい

そしてこれら変えていくには

最高神になったわたしのチカラだけでは困難です

これらのことを

全神みんなで力を合わせて成し遂げたい

成し遂げることで

みんなも自然と喜びを感じられると思います


そしてこのみんなで成し遂げるという

一体感や充実感が天上界全体の安寧につながると

考えます


『はたらき方改革』やインフラ整備

これらを直接的に受益することで

この天上界のみんなの利益となります


さらに地上界の平和にも貢献できます

これらすべてがうまくまわる世界

それをわたしは成し遂げたいし

みなさんにも手伝っていただき体感いただきたいです


あ、ごめんなさい

わたしの世界に入ってしゃべってしまいました


こんなポンコツですが

高い志はもっています


みんなで一緒によい天上界

そしてよい地上界にしていきましょう」



「アルテミスさん

ありがとうございました

フリートークも含んでおはなしいただきました」






これにて

アルテミスの『コエノカタマリ』の収録は完了です






「あーみん

お疲れ様でした

すごくよかったよ

想定以上だよ

わたしも感動しちゃった

ありがとう」


「りおりん

ごめんなさい

なんかわたしがわたしじゃないような気がします

途中から、口が勝手にしゃべってるみたいでした

時間使いすぎちゃいました

ほんとにごめんなさい」



「いや

ほんとありがとう

今後も地上界をよろしくね


じゃ

あと

ヒュブリスさんをよんできてほしいかな

お願いします」




ここまで読了いただきありがとうございます

アルテミスの『コエノカタマリ』は後に神々の指針に

なります

りおも感動したアルテミスの想い

まっすぐに謙虚に

どこの世界でも必要なことだと思います


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