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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が高いです。予めご了承下さい。

ブラックドック 墓守の犬

BLACK DOG

作者:走馬灯
とある国に、何の変哲もない『普通』な村がありました。子供たちの楽しそうな声や、大人たちの暖かい声に溢れ、安定した、とまでは言えないものの、一生懸命平和、みんなで協力して生活していました。
この物語の主人公は、その村の子供の1人だった子です。両親に愛情いっぱいに育ててもらったその子は、同じく愛情に溢れ、他人を尊ぶことを忘れない良い子に育ちました。素直すぎるのが玉に瑕ですけどね。

しかし、主人公たちにとっての『普通』はある日を境に、いとも簡単に壊れ消えてしまいました。


、、、そうだ、いつから僕は、それが「当たり前」のものだと思っていたんだろう。いつ、大切なものが絶対に無くならないなんて幻想を見始めてたんだろう。



いつから、自分達を脅かす『悪い奴ら』なんていないなんて都合のいい事を考えるようになった、、、?






ああ、、、もういいや。いくら後悔したってどうせ過去は変わらない。どうしようもなく度し難い出来事も変えることは出来ない。
そうだ、「俺」は、決めたじゃないか至極単純明快な、これからの指針を、、、





   「皆殺しだ、すべて。敵も敵になり得る存在も」




この話は、子供の頃に読んだ、勇者一行や英雄達のような、「キレイ」な話じゃない。

だって俺は、この世界がどうなったって、例えば魔王の手に落ちたとしてどうでもいいと思ってる。

だって俺は、例えばこの世から人類が消えてもどうも思わないのだ。

自分にとっての『大切』さえ守れれば、魔女だろうが魔王にだろうが魂を売れる。

こんな事を考える奴が主人公の話なんて、碌なものじゃないだろ?

これは過去、どうしようもなく大きな傷を負った少年が、2度と傷を負わないために行動していく話


勇者なんて清廉な主人公は居ない。居るのは「妄執に、過去に囚われた者」「敵の背を地の果てまで追いかけて、その首を噛みちぎる獣」


そうだ、、、ブラックドックがちょうどいい、、、



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