平和のために、生き残りをかけて、飛べ
初投稿です。修正点やもっとこうして欲しいといった、意見は積極的に取り入れていこうと思います。
よろしくお願いいたします。
序章 二人
そいつは、突然現れた。まさに「バケモノ」だった。太平洋の底から現れ、瞬く間に空へ上った。
考える時間は無かった。
世界はあっという間に地獄と化した。街は焼き尽くされ、地面はえぐられ、人々は逃げ惑った。
俺は飛び起きた。家は燃えていた。悲鳴と助けを求める声が聞こえた。深夜2時、訳も分からずいわれるままに、動く。家族で家を出て逃げた。
でも、遅すぎた。
俺の目の前で、母親も父親も死んだ。どうすることもできず、ただ一人、俺は逃げた。
* * * *
私は行く当てもなく、途方に暮れていました。学校で女子一位の足の速さでしたので、運動神経はよでしたのでいほうでした。でも、今はどうしようもないことです。ふらふらと歩いていきました。
ふと一枚の紙を見つけました。私は一縷の望みをかけて、そこへ向かいました。
* * * *
俺は決めた、軍に行こうと。どうせ、徴兵制度であと一年もすれば軍隊行きだ。行く当てもないし、
家族も、もういない。軍に行けばとりあえず食っていけるし、もし死んだとしても悲しむ人もいない。
決心した俺は軍の基地へ向かった。
* * * *
私はようやく目的地に着くと、
「きゃっ!」
「いてっ」
誰かにぶつかってしまいました。 慌てて振り返り、謝ると、
「す、すみません」
「い、いえこちらこそ」
私がぶつかった、背の高い人は、整った顔の中でただひとつ、わたしの顔をみてぎょっとしたように、目を丸くしていました。
* * * *
俺はぶつかった相手をみて、思わず目を丸くした。なぜかって?相手が国王の娘、王女だったからさ。背はだいたい160くらいだろうか。中学生のようだったが、テレビにも何度も出ている王女だ
顔ぐらいは知っている。
「も、申し訳ありませんでしたー!!」
マジで、全力の謝罪をした。だって、王女だよ。間違って傷でもつけたら、処刑だよ。軍に入って死ぬこととはわけが違うし。もう、冷や汗だらだらなんだけど。
そんな俺の気持ちを、知ってか知らずか彼女も近づいて謝ってきた。
俺は一言こういった。
「あ、謝らないでください。変な誤解をされます。」
俺の魂の叫びだった。
* * * *
彼はどうやら、私のことを王女だと気づいたようです。彼に言われて周りを見ると、王女が謝っているぞ、という声が聞こえます。
どうやら、彼が私を謝らせたと勘違いしているようです。彼を見ると、パニックになって慌てています。
私はどうしていいのかわからず、パニックになっている彼のほうに近づくと、彼の手をとってなるべく人のいないほうへ走りました。