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第4話
「一文無しで冒険者ねぇ。元素魔法が使えるみたいだから、パーティー募集でもしてみたら?」
冒険者の宿に着き、受付嬢にそう言われた俺は、幾つかの魔法使いのいなさそうなパーティーに声を掛けた。しかし、答えはNoか俺を人間ではなく元素魔法使いとして見たYesのどちらかだった。
奴隷として使い潰されるのが嫌だった俺は、適当な依頼として薬草採集の依頼を受け、比較的安全だとされる付近の森に入っていったのだった。
正直パーティーなど組めるわけがない。誰かを信じても、裏切られるだけだ。万が一裏切られなかったとしても、相手は冒険者。もし死なれたら? 俺はまた大切な相手を失うのか? ……俺は、パーティーは組まない。一人で、ソロとして活動する。
そう決めた矢先、目の前に何かが落ちてきた。そう、それは強力な魔人、今の俺では到底勝てない相手。半人半蛇の魔人、ラミアだった。
そして、今に至る。




