表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エンドエックス  作者: 黒瀬左門
第1章
11/11

第11話

「まず俺から行かせてもらう!」

 そう叫び黒甲冑は俺の方へ近づいてくる。

「ワテル、シュオト、コマンド、ブート!」

「やはり魔法使い!」

 俺のウォーターショットはギリギリの所で躱され、奴は迫ってくる。

「……ウィンド、ダルト、コマンド、ブート!」

 俺の切り札である、下級元素魔法ウィンドダートが黒甲冑に迫る!

「甘い!」

 黒甲冑はウィンドダートすら難なく躱し、俺の首元に槍を突きつけた。

「ザイン!」

 ミリアは叫んだ。

「お前の、負けだよ。」

「ぐっ……」

「さぁ、ケオスについて知っていることを全部言えよ。言えば殺しはしないさ。」

「あいつは……俺の父と母を殺した。知っているのは、それだけだ。」

「ふぅーん、本当にそれだけか?」

「それだけだ。」

「嘘をついている目ではないね。」

 そう言って黒甲冑は槍を手元に戻した。

「まったく……時間の無駄だった。俺は行くよ、じゃあね。」

「待て、名くらい名乗っていけ!」

「俺の名前はガルス。ケオスを殺す者だよ。」

 そう言ってガルスは立ち去った。いつの日か、あいつを倒す。俺の倒すべき相手は、二人に増えたのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ