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本日も晴天なり  作者: 古紫 汐桜
第二章 幸福屋での日々
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俺は空気清浄機じゃありません!

 マキちゃん、空也、姫華ちゃん──

三人は何も言わないけれど、それぞれが悩みや葛藤を抱えながら生きているのだと感じた。


 俺は膝の上で拳を握り、ぎゅっと力を込める。


「その……俺で何か出来るなら、協力するので!」


勢いよくそう言った瞬間、空也が待ってましたとばかりに身を乗り出す。


「じゃあ、ずっと俺のそばにいて浄化し続けろ」


「俺は空気清浄機か! 却下!」


「なんだよ! 協力するんだろ!」


「それ“以外”でな!」


 そう言い返すやいなや──


「じゃあ、青ちゃん私と付き合って!」


姫華ちゃんが元気よく手を挙げて叫んできた。


「却下」


「え〜! なんで!? 合法なら罪にならないよ?」


「いや、そういう問題じゃないから!」


 俺の答えに、姫華ちゃんはぷくっと頬を膨らませる。


「大体さ、青ちゃんは頭が固すぎるんだよ!」


「本当にな〜」


 我妻兄妹が、わざと聞こえる声量で言ってくるのを、俺は必死で無視した。


 すると──


「と・に・か・く!

あんたは桜子、そして五道家の人間に気をつける事! 分かった?」


マキちゃんが顔を近づけ、真顔で念押ししてくる。


「わ、分かった……」


 何度も頷く俺に、マキちゃんはふか〜いため息をつき、


「本当に分かってるのかしら……。

言っとくけどね、あいつらは空也や姫華みたいに“大人しく引き下がる”なんて事は絶対ないから!」


 その言葉に、思わず心で突っ込んだ。


(いや、空也も十分引き下がってないけどな……)


 もちろん、口に出す勇気はなかった。


 今そんなことを言えば、話がさらにこじれる未来しか見えない。


 俺はただ、苦笑いを浮かべるだけに留めた。


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