08S.エミドロンの事件簿
「ハイセントラル・ノーマン」は、確保した「男型のそれ」を失った「エミドロン」を「神の玉座前」まで、連れて来ました。それを良く見ると「普通の娘」のように、見えました。早速、それを「風撃使いのハイター」で有る「セレウコスとパンティナ」に、献上しました。彼等は、それを神と交えると、良く調べて、診て居ました。彼等は、その「変異魔人」を、初めて見ました。
すると神が、早速「見解」を、述べてくれました。「これは〝右側神世界″に、存在する〝3大魔人″と、言われたものの1つが、この世界に、具現化して現れたものです。この世界は〝右側神″に、浸食されて居るので、それに近い形で、この世界の一部の魔人類達が、それに変わり、この世界に、出現したのです。もう既に「3種族」も、現れました。これからも、まだまだ続くでしょう。そのことは神で有る、私でさえも、止めることが、出来ません。もう少し様子を、見ることにしましょう。この者は、もう他者には、危害を与えられないので、地上に戻しても、構いません。」
「中央神エミオス」が、そう言ったので、そうすることに、成りました。それを聞いた「ハイセントラル・ノーマン」が「ハイター・セレウコス」に、言いました。「この者は〝セントラル″にするには、とても良い人材です。彼女の能力は、私が、保証致します。是非〝セントラル″に、変えて頂きたく、御提案致します。」と、言いました。
「ハイセントラル・ノーマン」は「他者の能力値」を、見極めることが、出来ました。特に「エミオスの人類」の、基準値の高低を「推し量る能力」が、有りました。彼が見て、この娘は「基準値の高い」存在でした。「ハイター・セレウコス」は、彼のその「見極める能力」を、知って居たので、この「エミドロン」と成った「三崎ユーリ」を「セントラル」に、変える「許可」を、与えました。
「エミオスの人類」で、有った者を「セントラル」に、変える場合、付与する属性は「見付けた者の属性」が、与えられました。「エミドロン」は、唯一「風系の魔法」が、使えたので、彼等とは相性的に、良いものが、有りました。それを「セントラル」に、変える場合は、担当属性の「ハイター」が、することに、成りました。それを、判断するのも「ハイター」でした。
「ハイセントラル・ノーマン」の提案により「エミドロン」の娘「三崎ユーリ」は、「風撃使いのセントラル」に、変わることに、成りました。その為、彼女は処置室に、連れて行かれました。それから、暫くすると「風撃使いのセントラル・ユーリ」が、誕生しました。彼女は、目まぐるしく、自己が変化しました。しかしこれからの彼女は「ハイセントラル・ノーマン」直轄の「女型セントラル」として、指揮官と成る彼に、何かしらの「作戦」が、与えられたときには、彼から指名されれば、それに参加することに、成りました。
「風撃使いのセントラル・ユーリ」に、変わった「三崎ユーリ」は、格納された「男型のそれ」を、失いました。これからの彼女は「完全なる女型魔人」として「中央神エミオス」の「セントラル」として、生きることに、成りました。それから、暫く経つと、また地上に於いて、1人の「エミドロン」が「激しい喧嘩を、始めて居る。」との報告が、入りました。
「ハイセントラル・ノーマン」は、生まれ変わった「ユーリ」に「付いて来なさい。」と、命令しました。彼は彼女を連れて、その現場に急ぎました。すると辺りを、激しく破壊しながら、多勢を相手に戦って居る、1人の大柄な男のような女を、発見しました。それは醜い姿の「エミドロン」でした。それを見た彼は、一瞬で判断しました。
「ハイセントラル・ノーマン」は「ショットガン」のような「風裂波」を、発射しました。それは、広範囲を一度に、攻撃出来ました。また彼の「風裂波」は、敵対者の肉体に「抉るような傷跡」を、残しました。彼は、それを暴れて居た「エミドロン」の男女に、打ち込むと、彼女は一撃で、殺されました。
そして彼が持つ「定時攻撃スキル」は「風撃条」と、呼ばれる竜巻に、取り込む攻撃を、発動しました。それは、天空に発生した、厚い雲から、滴り落ちた「4条の竜巻の尾」が、空中に待機しながら、順次に「敵対者を狙うよう」に、降りて来ました。そして敵対者を捕えると、急速に空中に引き上げました。そして、肉体を「切り刻み」肉片と成ったものを、空中に散布しました。
「ハイセントラル・ノーマン」は「エミドロン」と、戦って居た「エミオスの人類」で有る「多勢の男達」の頭上に、それを解き放ちました。するとたくさんの男達は、竜巻に飲み込まれると、上空まで引き上げられ、肉体を切り刻まれて、バラけた肉片が、地上に落ちました。彼は、自分の力を「ユーリ」に、見せたのでした。
「ハイセントラル」の強さは「セントラル」の比では無く、可成り強くて、神懸かり的な能力を、持ちました。「ユーリ」は、新しく成型された、股間を濡らしながら、自分の同族で有る「仲間達の惨劇」を、見て居ました。そして「ノーマン」が、言いました。「暴れて居る〝エミドロン″は、誰でも静かにさせる訳では無く、私の基準で、選別して〝男型のそれ″の格納をするだろう。」と、言いました。彼女は彼が、そう言ったので、一言「分かりました。」と、答えました。
それから地上に於いて「エミドロン」関係の「傷害事件」は、全て「ハイセントラル・ノーマン」が、対処することに、成りました。彼は、比較的器量の良い「エミドロン」は、助けて醜いものは、殺傷しました。また各個体が持つ「基準値の高いもの」も、助けました。そのようにして彼の「選別」が、始まりました。彼が、気に入ったものは「ユーリ」のように、現場に連れて行きました。
その内の1人「エカテル・カイン」も、そうでした。彼女もタイプ的には「ユーリ」と、同じものを、持ちました。彼女も「多勢に無勢」で、喧嘩をしました。彼女も、小柄で可愛い顔でした。その手の容姿を持つ娘は、好戦的で、負けず嫌いが、大半を占めました。そして「〝男型のもの″を、格納される」と皆、決まって静かに、成りました。しかし格納されても、高圧的な者は「ノーマン」に、シバかれました。それは、何度も何度も、学習するまでシバかれました。
そこまで高圧的な者は、まだ居ませんでした。しかし大概「ノーマン」の仕打ちを、受けると、大人しく成りました。またそのような者は、彼に命令されると「股間」を、濡らしながら、彼を見て居ました。「エミドロン」が「女型のセントラル」に変わると、驚いたり、興奮したりすると、元有った場所の影響により、激しく反応して、濡れ易く成りました。この世界の「エミドロン」対策が、軌道に乗って来ると、また新しい「疑似魔人」が、出現しました。
今度は「炎撃使いのハイター」で有る「アッカドとメソポターニャ」が、管轄して居た「ハイセントラル」のエリアで、見付かりました。その者の名前を「ビニオン」と、言いました。「炎撃使いのハイセントラル・ビニオン」でした。彼女は「女型」でしたので、同種の「炎撃衆」と言う、とても強い「セントラル」達を、従えて居ました。
その「炎撃衆」の1人で有る配下の「リリィ」の実家に、彼女の妹が居ました。その者は「特殊な体躯」をして居ました。彼女は、生まれ付き身体が小さくて、成人女性の0.9~0.8倍位の大きさしか、有りませんでした。また数日先の未来を、見ることが出来る「サイキック(霊能者)」の能力を、持ちました。




