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交渉失敗から始まる王女攻略戦【片想い難度Sランク】

「恋愛は外交であって、感情であってはならないのよ」

そんなことを真顔で言ってのけるのは、この異世界に君臨する王国の第一王女にして、絶世の才媛――セリスティア・レイ・アールヴァン。
俺、水無瀬アオイは、ある日突然異世界に召喚され、気づいたら、使節見習いとして外交任務に巻き込まれていた。

戦う力はない。剣も魔法もまるで使えない。
でもなぜか、言葉だけはやたらと通じる。おまけに「お前は妙に交渉ごとに向いてる」とか言われて、いつのまにか王女付きの使節団入り。

……で、肝心の王女様なんだけど。

いや、もうヤバい。超絶美人。頭脳明晰。気品満点。しかもツンケンした物言いが逆に刺さるタイプ。
はい、俺は完全に恋に落ちました。

だがしかし、この王女様、とにかく『恋愛』に対して冷めている。いや、冷めてるっていうか、完全に「政治的リスク」扱い。
俺の想いなんて、外交戦略の一部にしか見てない。

「アプローチ」も「言葉選び」も、全部『交渉術』として受け取られてしまう始末。

くそっ、なんで片想いがこんなにもハイレベルな駆け引きになるんだよ……!

しかも彼女の隣には、腹黒すぎる宰相候補の男・レオニスがいて、俺の行動は全て彼に監視&妨害されまくり。
さらに、他国の小悪魔姫・リリカが俺に言い寄ってくるし、周囲は完全にラブコメ戦争状態。

なのに本人だけは涼しい顔して、「これは交渉でしょう?」とか言いやがる。

だけどな――

外交が何だ。駆け引きが何だ。
俺はあんたの心を、『本気』で落としにいく。

これは、
恋を知らない王女と、恋を諦めきれない男子が、
ときに笑い、ときに傷つきながら、
『本音』という最大の不可侵領域に踏み込んでいく、
そんな恋と戦略の物語――
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