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スキル"緩和"  作者: 茶柱 白
プロローグ 転生と異世界
5/24

第5話 転生。

 説明が長すぎて友人らに怒られるかもしれない……

自分好みに書けるからって説明書き散らかし続けてごめんなさい()


説明はまだ続きます!(?)


バトルパートは多分かなり先です!よくないけど止まらない!


…なんで転生までだけで数万文字いってるんでしょうか…

仲間に会うまでにも大分かかりそうだ…




あらすじ


空間と時空、なんていう説明をされつつ、お茶の美味しさにショックを受ける主人公。

説明祭りの連続だが、次の話は何をされるのか。


「…さて…では…何故ここに居るのかを話そうかの…」



その一言と一緒に、場は沈黙。


コトン。


…全神様がお茶を置いた音すら重苦しく聞こえる。



 今まで息を吹きかけて冷ましながらお茶を飲みつつも…

時たま苦笑したりと反応していたファル様とアム様がビクッと反応して、数秒凍った。…しばらくしてゆっくりと、湯呑みを机に置く。




「「……」」


…見たらすぐ分かるレベルで、お二人の表情が凄く苦い。




「…まあこの反応から分かると思うのじゃが…この2人が深く関係しとる。」


…ですよねぇ…。多分だけど…居るのは生命神と創造神。死因も予想できるかなぁ…。




 そこからしばらく説明があった。

なんか僕が軽く考えて書いたりしていた…

“リバーシ”とかが出てきたり、“権能”だったり“窓”だったりに驚いたけど…大体は分かったかな?




「…原因は感情による力の暴走じゃな。起こるのは未熟さが原因じゃから、焦らせずに自主訓練で収めておったが…」


と、言いながら目を閉じるオルム様。


「暴走時に起こった力は、神にとってはあまり効かないに等しい力じゃ。しかし…人にとっては即死の力じゃった…。これは事態を重く見ておらんかったわしらの責任じゃ…。本当に…本当に申し訳ない…。」


話を聞いて半ば“意味なく殺されたのか…”と内心落ち込んでいたら…


オルム様がそういいながら頭を下げた。




「本当にごめんなさい…!」

「本当にごめんなさい…。」


ファル様とアム様も頭を下げた…ええと…



「その辺りはあまり気にしてませんから、大丈夫ですよ…!お顔を上げて下さい!…ええと、大事なのは…それで…僕はこれからどうなりますか?…元の世界で生き返れますか?」


後半はほぼ不可能だろう、とライトノベルなんかの知識から予想している。

…前半も心配なんだよな…よくここから小説とかアニメとかは転生できたりするんだけども…



その質問に対して、オルム様は本当に申し訳なさそうに…


「まず…あちらに生き返る事は申し訳ないのじゃが、する事ができん…」


まあ予想通り…やはりか…と思う。


でも確認と後学…意味無いけど…の為に、聞いておく。


「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか?」



「まず件の“死のエネルギー”によってあちらの体が向こうの常識では起こりえない程に“死んで”しまっている事じゃ。イメージとしては枯れた花じゃな…1度枯れてしまった花は、水を上げてももう一度咲き誇らない…」


「他に、因果律の問題もあるのじゃが…一応、再び生命力を注いで生き返る事も、あちらの時間をある程度戻して復帰する事も可能じゃ。…じゃが、何ぶん神の力を直に食らい、神の力で回復させた身じゃ…変な力に目覚めるやもしれん…」


 何でも、普通に生命力が宿るのと注ぐのでは色々と違うらしくて、あの世界の“普通”とは違うため…“魔力などがない”法則などから外れてしまい不思議な力に目覚めたり回復が早かったりするらしい…。

“それはそれで面白そう”とか思う僕はおかしいかもしれない。



「あとは…“死者の復活”がない世界での復活、“神の干渉”のルールなどが理由じゃな。」


前者はすぐに分かる。でも後者は?


(神の干渉とは…)



「干渉のルールは、神にもいろいろと先代の神らが作った“法”があるんじゃよ。とは言っても、“神界”共通の法ではないのじゃが…どの神界でもある程度の法はあるんじゃよ。」


「厳しい所は“地上界”といった他の“ワールド”への干渉自体を禁止しておるんじゃが、この世界の“神界”では過剰干渉を主に禁止しておる。」


それの一つが死んだ人の“生命蘇生”らしい。



「今回のケースの場合は蘇生してもいいのじゃが…可能性がある以上、“力の付与”に抵触するんじゃよ…こちら側の責任じゃから蘇生させたい所じゃが…世界の秩序の為にも“法”を破るのも憚られるのじゃ…申し訳ない…」


なるほどだな…未練もあるはあるけど…



「では…今の僕と…向こうの僕は…どうなりますか?」


「うーむ。今の跳羽君は、別世界での復活…転生じゃ。」



あ、やっぱりこの場合異世界転生なのか。



「まぁ…転生とは言っても、容姿を少々いじる程度じゃがな。転移に近いが、そこらへんは転生する世界によって変わるのう…。」


転生先によって変わるのか…




「何故変わるんですか?」


と、興味から聞いてみる。




「出生をごまかす必要があるかや、異世界の存在が認知されているか、迷い人などへの対応などから配慮した上で変えるんじゃよ。」


…凄い事をさらっと全神様が言った。当たり前なのかな…。



「そして、向こうの君は…今の君はこちらでコピーを作り再生させた君じゃ。今は時間軸を変えた故に、まだ倒れた直後じゃが…向こうでは原因不明の死因、となってしまうから難しいものじゃ…」


こちらにコピーせず持ってくることも出来たが、そうなると行方不明になるのでコピーした、と。

なお、肉体が死んでいる上に目撃者が居ない、また神からの影響の死であるためこちらに肉体を持ってきたりする干渉はグレー、らしい。



「…向こうでは死んだ身なので言いづらいですが、友人や家族にショックは与えたくないんです…」



そういうと、目を瞑りながら途切れ途切れに言われる。


「そうじゃ…な…なにかしたいのは山々じゃが…わしらからの干渉は難しい…本当にすまん………一応…君の干渉は世界を危険に晒したりしない干渉であれば、咎めることは無いと約束しよう…」



どういう事だ…?


「世界によっては移動する方法がある、とは話した通りじゃ。…そして、この話が終わったら向こうの時間軸は元に戻さなければならん。どうやっても君は1度向こうでは死ぬ…が、転生した後に干渉をしようとしてもわしらは咎めない。それを約束しよう…アウトギリギリ…じゃけどな…」


と、内容を詳しく言って貰えた。さっき言われた内容的に、推測ではあるものの秩序を守る、とかそういった法に抵触していそうな内容なのでとんでもない譲歩、なんだろう。



「…ありがとうございます。」


精一杯の感謝を込めて、伝える。



「いや…こちらの過失じゃからな、むしろこれだけしか出来なくて…すまない。」


そう言って、お茶に手を付けるオルム様。




「さて…今の君に話を戻そう…転生の、希望はあるかの?」


…え?



「え、決められるんですか?」


負担かけてるみたいで憚られるなぁ…




「遠慮はしてはいかん…というよりも、再三言うがわしらの過失で死んだ上に転生先ですぐ死んでしまってはいかんからの…それに、今回はわしの子のような者がやった事じゃ。ある程度であれば……そうじゃな…10個。転生の指定含め10個までは叶えたいと思う。」


生命神様と創造神様が驚いた顔で全神様を見る。僕も今驚いた。“10個”の部分に。多くない?



そうだな…転生の指定っていうのは多分かなり自由が効くんだろうけど…


「…ええと…一つ良いですか…?“大世界”ってどんな所でしょうか?」


気になるので聞いておく。



「…ふむ?…そうじゃな…様々な世界の影響を受けているからか、文化や服の種類、技術、特殊能力、モンスター…そういった様々な物が、他の世界から取り入れられて存在する“何でもアリ”…その一言がよく似合う世界じゃ。」


少し驚いたような顔をした後、すぐに答えてくれた。…“何でもアリ”が似合うって…不思議な世界だな…でもそれなら…




「決まりました。その…願い事、言って大丈夫ですか?」


そう言った。さすがに早すぎたのか、神様達が驚きに染まった。




「構わんが…取り消しはさすがに出来ぬ。そんなにあっさりと決めてよいのか?保留も…構わんのじゃぞ?」


全神様がそう確認してきた。




「はい。大丈夫です。…えっと、言っていきます。」


そう言ったらすぐに、全神様が頷いた。




「えっと…」


長いので要約すると、




1.転生先は大世界にする


2.転生後の容姿は髪の色を黒から白にする、目を赤主体に、身長を少し低く…150cm位に。理由?何となく。白髪っていいよね。


3.軽装備と重装備、武器全種…全種は欲張ってる。衣服数種、鞄1つ、資金…などの出来たら程度に支度のお願い…


4.作成能力“創造”…もしくはそれに似た能力の取得。無機物限定でもいいし、コストが比例するのは当たり前でいい。


5.コストの軽減などの効果がある能力…“緩和”に似た能力の取得…4はこれがあるから。まあ少しの軽減でもいいから、と。


6.ステータスの変更が出来る能力、似た能力の取得。RPGのステータスボーナスの割り当て的なものをイメージした。


7.生命神様と創造神様の叱責軽減…便宜を図ってもらっているし、昔夢見た転生…いい事だけじゃないけど、をしているので。


8.神様との1回きりでもいいので連絡手段。向こうで何か分からないことがあった時に聞けたらいいな程度。アドバイスとかでもいい。干渉は出来ないだろうけど言葉くらいならいいかな、と思った。


9.冒険がやりやすい場所…危険が少ない場所…への転生。初期スポーン地点は大事だと思うから。


10.基本能力の強化。モンスターが居ると聞くと…成人してもいない上に平凡な暮らしからじゃダメだと思ったから。向こうのモンスター倒す人の普通くらいまでは行ける能力程度に強化されれば嬉しい。





 …一部は“出来ればいいな”程度だったけど簡単に承諾されて少し驚いた。それと、2については1に入れるのでもう1つと言われてまた驚いた。ちなみにそれに関しては保留にしている。








「着いた時には能力が定着しとるじゃろうから、ゆっくり確認するとよい。と、あちらには“メニュー”というシステムがあるから…君にデータを載せるようにして、そのヘルプに詳しい事を書いておるからの。」


全神様がそう言った。

なんか凄い。メニューってなんだ…さすが大世界。



「えっと、私からは…おまじないを……」

と、手を掴まれて、ファル様は目を瞑った。おまじない、、?

何なら少し暖かくなった気がするけど、手を離されると収まった。


「よし…これで大丈夫かな…えっと、ほんとにごめんなさい…!その、転生先でいい事がありますように…!」

おまじないをしてくれるなんて、いい神様だなあ、と思った。



「僕からは願い事とは別に…ウエストポーチ…いや、鞄とコートとマフラーを。…転生の原因を作ってしまって、本当に申し訳ないです…。それでいてあまり力になれませんが…頑張って下さい…!」


創造神様は握手をした後にいつの間にか手に持っていた黒いベルトの茶色いウエストポーチ(鞄…?)と黒いコートと、灰色と黒の柄のマフラーを貰った。




「えー、色々とありがとうございました!」


僕はそれを受け取った後に3柱の神様を見てそう言った。




「うむ…それでは、準備はいいかの?」


と、全神様が言って手を叩いたと思ったら…

持っていたコート類が消えた。…異世界版マジックかな?



「え…?!」


驚きながら手を見ようと下を見たら…とても違和感が。



…ん?神様たちの身長が伸びた?…いや…



「身長が下がった…というか縮んだ?」


何も感じない間にもう変化していた。これが敵とかから使われるのかもしれないと考えると…恐ろしい。



「うむ。混乱しないようにの。今のうちにじゃ。感覚も調整しとるからの。」


…いつの間にか貰ったコートを着て、腰にウエストポーチを付けた僕。…マフラーは?



「マフラーは?という顔をしておるが、マフラーは鞄の中じゃ。道具類もあちらに着いた時には入っとるよ。」


…うーん、気にしちゃ負けな気しかしない…




「……えっと、準備できました。」


…その準備を僕がしたかはともかく。

…心構えはできたし…




「では…。“転生”!!」


オルム様が、厳かにそう言うと同時に…



視界が白く染まる…!思わず目を閉じてしまう。




「色々とありがとうございました!」


感謝を込めて何となく、転生が少し先だと感じて叫んだ。




 そして、それが終わるのに合わせたように白い光が強くなり…




ー瞬間、地面の感覚がなくなった。


登場人物



ファル 説明:転生のきっかけの犯人。物凄く落ち込んでいる。

       転生する跳羽に、とあるおまじないをかけた。


アム 説明:転生のきっかけを作ってしまった男の子。

      ファルはあんまり悪くなく、自分が悪いと思っている。

      それもあって、跳羽の作品のキャラの装備に寄せて

      装備を作ったりかなり手の込んだものにしている。


オルム 説明:ファルとアムの責任者、という意識があり

       かなり大判振る舞いな内容で少しの罪滅ぼしをした。

       それでも破格な内容である為、色々と考えがあるようだ。



跳羽 性別:男 特記:異世界転生をした

   説明:転生の際に、容姿や能力が

      ガラリと変化した。

      さながら中性キャラの見た目をしている。

      中性キャラなら異世界でも動きやすいかな、と思っていたり。






段々適当になるあらすじ。


な、なってないですよ?…多分。

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